妹へのサンドイッチ‥『欲望という名の電車』

 今朝7時に妹が東京へ出発するというので昨夜からサンドイッチを作っておきました。サンドイッチといってもトーストを2枚にスライス、そこにマヨネーズを塗って間にレタスとゆで卵とハムをはさんだだけのもの。それを2等分しておいた、その半分を妹は食べました。「あと半分持って行ったら?」と言うと「駅弁食べるから」。そりゃまぁそうですね。
 しかしいるとムカッとする事の多い妹ですが、いなくなっちゃうと寂しいです。‥まぁすぐその不在に慣れて、次に帰って来た時にはまたムカッとするのも解っているのですが。
 ところで先日からまたしてもT.ウィリアムズ『欲望という名の電車』を何度も読んでいるのですが、去年の3月、父を亡くす前にこの作品に関するエントリしているのですが、もう全然、感じが違います。実はその去年の3月以前にも読んでいてやはりその度に感じが違ってはいましたが‥年を経て読む度に感じが違ってくる。それはやはりブランチへの理解でしょう。特に父を亡くして後、妹が家出して‥という所でわたしは妹に「えぇ!」でしたが、でも彼女にも彼女の人生というものが。ましてこの作品に於ける妹・ステラと違い、彼女はよくやってくれているので文句が言えません。姉としてはもうなんともはや。と、いう立場になって改めて読むとブランチの閉塞感が理解出来るのです。

 映画はこれです。
 ヴィヴィアン・リーとは‥