うわ!またも地雷/T.ウィリアムズ『欲望という名の電車』

 先日『呪い』という短編集読んでイタイ思いをした所だというのに、うっかり『欲望という名の電車』を読んでしまいました‥やっちゃった!
 これは演劇用のシナリオ仕立て、すごく痛々しい話。作者のT.ウィリアムズ氏は「ブランチ(主人公の名)は私だ」と言ったらしいですが、わたしも「‥ブランチはわたしや‥」って思う所がいろいろあって、ガクーッときます。
 自意識過剰で、自分というものへの認識が甘くて、空気が読めないこと100%!
 詳しくは原作を読むか映画作品(DVDになっています)を観るかして頂ければいいのですが、しかしこの主人公=ブランチに共感出来る人は少ないような気が‥はっきり言ってハタ迷惑な存在。
 でも、いるんですよ、こういうヒト。わたしも‥妹がステラ(劇中・ブランチの妹)みたくやたらシッカリしているので微妙に邪魔者扱いされていますし「居場所がない」という感じはリアルです。ただステラと違いマイ妹は独身なので困った事にはならないのですが‥
 しかし、癌の父親の面倒を見ている彼女は訪問看護の人とか来るとわたしの部屋のドアをパシーンと閉めるしちょいショックだったり?