初体験

 『何がエヴァンスに起こったか?』アガサ・クリスティーでしたでしょうか?"そんなの本人に訊けよ…"なのですが、4月19日の夜、わたしに何が起こったのか?は本人にも解らない。
 翌・火曜の朝、左腕がやけに腫れており痛いので整形外科に行くと「コレ、折れてるから××病院(大き目の総合病院)行って。紹介状出しておくしその先生、名医やから」とギブスされ痛み止めを処方された。
 して水曜、名医を訪ねて行くと改めてレントゲン「これね~手術しないとね~…え?入院?そりゃそうヨ、全身麻酔するから日帰りは無理無理。」

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 そんなわけ、4/23~4/25の3日間、入院していました。
 日帰りを望んだのは勿論猫ーズの事があるからですが、妹さんがウチ泊まり込みでその辺の面倒は見てくれたので助かった…と、いうかその大きい病院は市バスでスグなので何度か脱走も!たった3日もガマン出来ないのかと思われるやもですが退屈もあって。

 退屈といえば、入院中麻酔科の女医さんが貸してくれたのがカズオ・イシグロ日の名残り』(右画像)。映画とは全く違ってて寧ろ読み物としては面白かったです。
 映画では確かリアルタイム進行的な感じでしたが、原作の方は回想録的な…え?映画もそうだった?いや、映画の方はあんまり印象に残っていないので。ただ女医さんから手渡され"また辛気臭い本を…"と思いましたが凄く良かった。
 コレを原書で読めばシッカリ丁寧な英語がどんなものか解るやも。
・・・さすればウチの猫ーズから尊敬される?下僕から執事に昇格・・・って左手も使えない状態で執事もクソもあったもんじゃありませんけれど(笑)。

 しかし手首骨にプレートをスクリューで止めるという手術とはどんなものなのか見ていたかった気がしないでもない。全身麻酔に加え神経ブロックという"何か"を施し2時間足らずもかかる手術とは?
 まぁ個人的に初体験故、大袈裟に感じているだけで世界にはもっと大変な手術がざらにあるでしょう。ブラックジャックは漫画ですが本当にあんな医者がいたら、そして手術があればスゴい事だし実際そうなのでしょう。
 ちなわたしに施術して下さった医者は若い優男でした。猫がいるから日帰り希望というのにも笑うだけで怒りはせず。ブラックジャック先生なら「ふざけるな!」と怒鳴られそうですが。

 懸案の猫ーズ(左画像)は妹さんの懇ろな対応もあってか特に異変なしの介。
 実際の所、妹さんにはいろいろ助かった!片付けもしてくれたし便利な鋏も買ってきてくれている。そしてわたしは足を使うというワザまで出来!痛み止めも効いているし、1週間もすれば日常生活でしょう。
 とは謂えギプスが取れるのは1ヵ月後、着替えが割と大変ですし"前開き"の上着でないと難しい。

 さて「わたしに何が起こったか?」ですが、月曜の夜、かなり酔っていたので車で送ってくれたヒトにそれとなく尋ねると「えぇ!ご機嫌さんやったで!」との事なので、家の中で何かあったようす。骨折する程の!?
 いいけどキーボードのShiftキー押すのに四苦八苦(笑)