リアルコワ/S.キング『シャイニング』制作秘話

 『シャイニング』といえばスタンリー・キューブリックの映画が有名です。実際観たコトないヒトでもこのジャック・ニコルソンの超発狂顔はご存知なのではないでしょうか(画像左)‥髪振り乱し斧振り回し妻子を殺そうと迫ってくる姿‥バスルームに隠れた妻を狙ってドアを斧で叩き壊すシーン‥。
 But!しかし!です、S.キングによる原作小説に出て来るあの狂っちゃうオヤジはあーいうノリとはちょっと違ってました。そもそもオヤジというより"パパ"って感じでさぁ?キング御大も「キューブリックの野郎!なんて役作りしやがんだ!だいたいJ.ニコルソンって何考えてんだ!ハナからあぶねーオヤジじゃんよ!」みたく怒ったとのこと。実際原作読んだヒトならまぁ頷けるハナシではあるのですが、ここでキング御大ときたらセルフプロデュース、6話構成くらいでTVドラマ作っちゃったよ!
 ソレ私も観たんですけど‥うーん、蛇に足という気が‥
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 さて、今日書きたい「リアルコワ=Real怖」とはそっちのハナシではなく原作小説の制作に繋がったエピソード。コレ、お話をご存知ない方にはその「コワ」がピンとこないかも、なのですが‥
 ある夜、キング御大が書斎に入っていくと未だ小さい息子のオーウェン君が氏の原稿を撒き散らしソコにオシッコをしていたのだそう。さあ、そこでキング御大が何を感じたことか…斧を振り回したい?酔っぱらって暴れたい?そんな自分に恐怖?etc,etc...その結果があの『シャイニング』という壮大な小説だとのこと。
 スゴイね、スティーブン・キング。