古い映画だけど、なかなか恐ろしい。
お酒を飲まないひとが観たら滑稽なコントのようにみえるかもしれない、それに、確かに誇張もあるのだけれど、やはりお酒にハマッてしまうというのは恐ろしいことなのだ。
そして、わたしが知る限り、一番、みごとにアルカホリックを演じているシーンがこれ。
『シャイニング』、映画より小説版のほうがミッチリとお父さんのアル中っぷりが描かれていて超常現象のこわさをも引き立てているのだけれど、キュブリック版の映画、このシーンは説明ヌキでその辺のことを端的に見せている。
ジャック・ニコルソンの演技力もかなりのものなんだろうけど‥だって、このヒト、キューブリックの構成の美しさからかなりハミ出している。ツーマッチ。 でも、名シーンだ。
実際、このシーンを観る度に、わたしごときですらバーボンを飲みたくなる‥
ただし、わたしの好みはジャックダニエルではなくエンシェントエイジだけど。
安酒。