パラノイアNo.8521

 猫…それを愛するか嫌うかは、もうどうしようもない事だと思う。
 実際の所、元祖ジョルジュがボロボロだったから飼おうとしたら逝ってしまい、同じ柄の子をネットの「里親探し」で見つけて引き取るまで、わたしは神社の地域猫たるグールドさんやグレイといった女史たちとは親しくしていたけど彼女等は「飼われたくない」という感じだった。どうも思うに猫の女史というのは自立心が旺盛なよう?実際頭もよさそうだ‥わたしごときと暮らすよりは神社がいいみたいな。
 つかわたしは猫を飼う意思などなかったのだけれど、元祖ジョルジュを亡くし現ジョルジュを引き取った段階で心配でもあったけど父に報告すると「賢そうな子やな!nadja5ちゃんは子供の頃、猫とよく遊んでたし」というので古いアルバムから出してくれたのが左画像。うわ、記憶にないなぁ‥と言うと「パパんとこ(父実家)でも猫や犬とよく遊んでたよ‥ママや妹は嫌ってたけど」。

 斯様、家族でも動物の好き嫌いはあるわけで、ましてやソレが他人となっては。イヤで仕方ないかも知れない…わたしも昆虫はあまり好きではないしゴキブリに至っては速攻バシン!ただジョルジュが来てからゴキは姿を現さない。いや、ゴキを好きな人はあまりいないと思うけど‥

 それが先日、ジョルジュが5時間程帰ってこなかった事があって保健所→警察に連絡するというパニぷり。そこで鬼子母神の物語を思い出しました。
 なんだっけ、100人かそこら子供がいる女性がその子供達に食べさせる為にヨソの子をさらっていた。それがある日、自分の子供が一人いなくなったというので超パニックに‥そこにお釈迦様が現れ「自分の子供が一人いなくなってその有様。お前に子供をさらわれた人々の気持ちが解るか!?」と諭されたみたいな話。わたしが子供の頃に読んだ話なので簡単なのかな?でも心に残っています。いろいろ童話とかなんちゃら読んだけど、鬼子母神の話ほど心に残っているのはないかと‥って言うか人生の折々に思い出す?

 まぁそういう草々のエピソードはおいておくとして、ネットでのイジワル合戦というか…まぁ猫アンチの方々との争いでヤイヤイと遣り合っている、そんな事が全く無意味にも感じたわけです。
 自分の猫が5時間帰ってこない、それだけで取り乱す。