イギリスの料理

 metooさんのエントリにイギリス人が日本料理を体験するみたいな本『英国一家、日本を食べる』が紹介されていたのですがイギリス料理は美味しくないという定説があります、それはどうなのでしょうか‥わたしはイギリスに行った事がないので何とも言えませんが「フィッシュ&チップス」なんて美味しそうに思います。ドーヴァーという困った刑事だか警部だかが活躍するシリーズ小説では「下品な食べ物」と周囲から批判されていますが‥
 そのイギリス料理と言えばネットで「ナンジャコリャ!」と有名になった左画像のスターゲイジー・パイなのですが、まぁ「魚が星を眺めている」という意味=Star Gazyとか。それなりの伝説みたいなモノもある様子。でも…見た目がちょっと。伊丹十三のエッセイでも「3時のティーに鰻の煮凝りをトーストに載せて食べるというのは労働者階級のオヤツであって」みたいな記述がありましたが、このスターゲイジーもあまり…どうなんだろう?
 とりあえずやってみたのは今年の節分です。

 使用する魚はピルチャード(鰊)がメインとありましたが、日本には節分に鰯を食べるというどこから生じたのか解らない風習があり、この鰯というのが微妙に食べ難いというか魚の脂くさいしろものなので、頭と尻尾のついた塩焼きを購入。ナマを買っても多分先ずは焼くでしょう!
 で、これは基本的にミートパイのミートを魚にしているのだという発想で、身をほぐして前日の残りのビーフシチュ(肉なし)の具とマッシュして‥

 という感じで作りました。焦げてるのはイマイチですが、不味くはなかったです。
 ただスターゲイジーじゃないのは頭の部分を外に向けたからじゃなかったかとも。内側に向けておけば星を眺める感じかな…っていうか尻尾をあしらった事で「イヤイヤながらパイになった」の印象でしょうか。本家は若しかしたらパイが完成してから頭や尻尾を差し込んでいるのかなぁ‥
 取り敢えず「失敗」感が強いのでリアルタイムではエントリウpしませんでした(笑)