出来る男とそうでない奴/『鍵泥棒のメソッド』

 一昨日、知り合いのオッサンを王子動物園につれて行きました。「パンダ見た事ない」との事なので。つかSNSでわたしがヤツをアクセス禁止にしたお詫びもあって。
 3時に行ったら閉園時間が4:30でもうなんだか閑散…でもパンダ舎にはまぁまぁ人がいたけど、観覧車に乗るも客はわたし達だけで迷惑な客…煙草も全園禁煙なのに喫っていると速攻「園内は禁煙ですので‥」というアナウンス。それは兎も角、その後飲みに行ったトコでオッサンときては「俺をオマエのヒモにしてぇや」という大胆な発言。
 わたしとしてはとりまヒモを抱える必然性もなければ、もしそうする事があるとしてもヒモとしての才能というのが重要だと思う。それは見た目がどうこうよりも「ヒモとなる決意」と「才能」がなければヒモには先ずなれない。
 そんな事も解らないから駄目なのだ☆

 で、昨日CATVで観た『鍵泥棒のメソッド』という映画が物凄く面白かった。
 香川照之演じる闇の片付け屋コンドウ(山崎)が銭湯で滑って転んで記憶喪失。そこで鍵をすり替えた堺雅人演じる桜井がコンドウに成りすますのだけど、コイツが本当にダメな奴で話をややこしくする。片や自分を桜井だと思っている山崎は記憶喪失ながら恐ろしくデキる奴で広末演じる香苗に求婚されるわ仕事もいろいろやって来る。桜井はダメな役者だったけど、山崎が出て行くと役は貰えるし、記憶を辿る為のノートがキレイに纏まっていて香苗の編集する雑誌に雇われるわ。んで香苗は兎に角結婚したいと思っている、で、山崎をターゲットにするけど山崎は「それはちゃんと考えてみては如何ですか?」。クールである。っていうかメチャクチャ真面目なのです。
 で、そのノートの文字がキレイなんだけどエンドタイトルに"ペン字指導"って出てたから素の香川照之が達筆かどうかは別の話?それに比べて桜井の「遺書」だの「計画書(コレも山崎にダメ出しされる)」のまぁズサンな事…そこでやっぱり字はキレイに越した事はないナ…と反省してみたり。いや、わたしが、ですけど。
 まぁコメディなんだけど記憶を取り戻した山崎が桜井の演技に駄目出ししまくる所が笑えるし「片付け屋コンドウにかかるとターゲットは消える‥事件にすらならない…仕事が恐ろしく丁寧だ」というのが最後の辺で違う意味なのかなと思わせたり。だとしたらそれも凄い才能かと。
 ラスト、香苗と山崎が抱き合うシーンも笑える!山崎、今後はどう生きていくんだろう?役者になっても成功しそう?何やってもまぁ成功しそう。