『きんぴか』/ピエール瀧

 WOWOWというのは確か衛星放送が始まっての初有料チャンネルだったように思うのだけど、随分と昔の事…若しかして昭和だったかも知れない…と、書くと「昭和かぁ」と思ってしまいそうだけどまぁせいぜい28年前くらいの事だったりする。まぁ若い人には昔かぁ‥ってWOWOWはもっと前だけど。
 『ツイン・ピークス』(連続ドラマの方・わたしは未だ観てないしよく解らない話であるとしか知らない)『ピングー』(スイスのクレイアニメ・革命的に可愛かった)『金日成のパレード』(北欧(?)のカメラマンが北鮮にて撮影・これで結構かの国に奇妙さが喧伝されたようにも思うけど、わたしは観てない)あたりが当初話題になったようにも思う‥それは超主観?
 兎に角当時は割とウルサイ中小メーカーのデザイン室に勤務していたからあんまりTVを観る習慣がなかったし、当時は未だ映画館によく映画を観に行っていたからそんなにWOWOWスゴイと思った覚えがありません。それに確か昔は24時間放送ではなかったようにも思う。

 CATVに加入しいろんなチャンネルを観る事が出来るようになってからなど「WOWOWだけ別料金とはねぇ」とヘンに反感持ってみたり…あと、何が腹立たしいかと言ってWOWOWの月間メニュ冊子に出ている各映画なりの解説があまりアテにならなかったり、あと「今月の星占い」に於ける魚座が毎月々々ロクな事ないというかそこで"お薦めの映画"というのがヒマでもあんまり観たくないような映画だったり…って観ませんけれど。

 と、そんなにアレならWOWOWやめたらいいじゃんの話ですが、でもたまにヒット(先日の『マーダーオブキャット』とか)があったりします。
 で、この『きんぴか』ですが、主演3キャストからして積極的には観たくない方々。
 それがたまたま第1話の再放送(土曜の昼1時?ヨッポド他に観るものが無かったと推測)を観た所、なかなか面白いというか「解り易い」ドラマだったので続いて観る結果に。
 で、今夜第3話を観たのですがピエール瀧が面白いです。役柄云々より、この人が電気グルーブというバンドだかユニットだかに属していたミュージシャンというのが信じられないというか(ユースケ・サンタマリアもバンド出身だけどそれ以前にどうでもいい)…もの凄く古いタイプの役者っぽくって中井貴一より存在感があるような。
 以前『凶悪』で悪質なヤクザ役をやっていたのをコレは偶然YouTubeで(Devil's Pathというタイトルだったと思う)で観ていたけど、そうではなくイイ役をやっているピエール瀧ってなかなかだなぁと思った。