花に嵐の例えもあるさ/リハビリだって人生だ

 今を去る事、2月22日(日)に母親をおこそうとして「バキッ」→救急車コール→レントゲンの結果「圧迫骨折。ほら、ここ」と言われ「なんだそりゃ」とかなりビックリしたのですが動けるしなぁ‥で1週間後(つか土曜だけど)同じ病院の整形外科に行くと「いやぁ‥ギックリ腰違うかな?兎に角動けるんやったらあんまりコルセットしてたらアカンよ」というのでほぼ25日程コルセットを着けていたのですが、その後(コルセットを外して後)なんだか調子が悪いので先週金曜(4/03)別の総合病院の整形外科へ。で、5角度からのレントゲンの結果「コレ、もう固まってるし痛みもないしなぁ!(触診アリ全く痛くない)」「あーじゃあ若しかして他箇所の骨折とか?」「それならまず動けないし‥まぁギックリ腰やわ。ほんでコルセット外してから調子悪いっていうのは腹筋や背筋が衰えてるねん。リハビリせんとな」‥そういうワケで今日、同総合病院のリハビリに。右画像がソコなのですが今日わたしが行った時は足にギブスしてる患者さんが多かった。あとはお年寄り。それからドコが悪いのかわからん人々。まぁわたしなんかよく動けてるしその最もたるものかもですが!
 で、担当の先生は30代半ばとおぼしきキレイなナカニシ女史‥ってわたし位になると若いというだけでキレイに思えるので(そういや東海林さだお+椎名誠&ゲストという構成の『やぶさか対談』というので大江健三郎が同じ事を言っていたナ)ホンマにキレイなんやな!と言われたらよく解らない。マスクしてたしさ。でもスゴク優しい人だったので感動した。そこでやったのはまずわたしの「動きチェック」だったけど「一番の問題はお尻が固まっている事ですね」というのも "スルドイ!" でした。んで調子に乗ってわたしが「やっぱり!わたしは基本体が柔らかいのでそんなに背筋や腹筋が〜」と話すと「いえいえ。それは不調がない時ですよね?今のnadja5さんの体が柔らかいとは言えませんよ?ご自分でもそれは解るんじゃないですか?」そりゃそうだ。
 と、言うわけでお尻のマッサージの後、股間のストレッチと腹筋運動を指南して頂きました。この腹筋運動というのが "なるほどな!" なシロモノでした。一般的に腹筋を鍛えるというと上半身を持ち上げるというスタイルが多いのですが、今日教えて貰ったのは「上向いて横になって下腹の背面(背中の下)に両手を差し入れ、その両手に向けてお腹を押し付ける感じで力を入れて。グッと。痛くないハズです。」という。どこが運動やねん‥と思いましたが!ビックリ!マジ腹筋効いている!他の部分を動かさずに出来る腹筋運動とは‥と、いうのでナカニシ女史に、自分がずっと太っていていろんな美容体操(今はそんなカテゴリないか?)やフィットネスやっても痩せなかったけど一番効果があったのはビリーズ・ブートキャンプで‥みたいな話をしたら「今のnadja5さんは骨格からすると痩せていると思いますけどね」「いや、ここ2年で15kg程体重が落ちたのよ」「それは何か‥病気でもされたんですか?」「いや、父が死んで」‥でメソメソ。そんなやったら心療内科行けや、なのですが。でもナカニシ女史はスゴイ事を言ってくれました。「大事な人が亡くなると何も楽しく無くなったり食事をしても美味しいとか思わなくなったりする方は多いですよ。でも…それを誰も喜ばないっていうか…nadja5さんはお父さんが亡くなった事に何か後悔があるんですか?だいたい大事な人を亡くしてなかなかそれを乗り越えられないせいで体調を崩す方が多いけど概ね後悔みたいな感情で。でも仕方ないと思うんですけど‥どうですか?」
 うわぁな新機軸でした。悲しいんじゃなくって後悔…病院から帰る時、桜が散っているのを見てこれを思い出しました。

花發多風雨
人生足別離

…千武陵の漢詩ですが、これを「花に嵐の例えもあるぞ さよならだけが人生だ」と訳したのが井伏鱒二。つかその前の2行が「まぁ、飲もうや‥」的な内容で結構悲痛だったりもするのですが、そっちは変換出来ないというかどう読めばいい漢字なのか解らないので割愛させて頂きました‥
 で、なんで猫かというと、ジョルジュとしては住環境の激変があり、やっぱり行動がへんだったりするのですが(怒りっぽくなってたりする)でもちょっとは学んで欲しいかなぁと。この画像のよう、実に陽当たりのいい居間が足場やなんやで暗いので日中も電灯つけなあかんかったり、外が見れない。その反動かやたらと外に出たがるけど、出たところでちょっと前とは世界が変わっているし作業員さんがいたり工事で大音量だったりもする。でもさぁ‥みたいな?