故・ナンシー関の唯一の読み違え/豊川悦司

 まぁ「好き好き」というのもあると思うのですが'92年頃のエッセイでナンシー関氏が「ストップ・ザ・トヨエツ」というのを書いていた事がありまして‥実はわたしは当時あまりTVを観ていなかったし豊川悦司のブレイクみたいな瞬間って知らないのです。っていうか悦司を知ったのも結構それよりもあと。ここでも何回か書いたかも知れないですが、たまたま父と観ていたTVで(日本アカデミー賞かなんかに関する番組)エラく背の高い金田一耕介の衣装の人がいるな‥と思ってじっくり見たらすごくカッコ良かったんですよ!フォーリンラブだったかも知れません。で、当時一緒にJAZZのグループをやっていたリーダーの男性に「びっくりしてんけど豊川悦司ってめちゃくちゃカッコいいなぁ!」と話すと「お前遅いな!今更トヨエツってか」と笑われたので遅かったようです、トヨエツ・エンカウンター。でも当時は未だネットとかしていなかった時代なのでそれっきりでした。
 で、ナンシー氏のエッセイを読んだのはかなり後の事ですが、なんと豊川悦司を'82年頃の風間杜夫と同じく語っていて、ちょっとビックリしました。わたしはナンシー氏と同学年だからかも知れないですが、氏のエッセイに取り上げられるテーマがいちいち納得でした。と、いうか実はリアルタイムで読んでないんですよね。だからTVと疎遠だった頃の記事を読んで「ああ!そういう感じだったな」とか。でも「ストップ・ザ・トヨエツ」の記事だけは納得できませんでした!バブル期に「ステュワーデス物語」あたりで「ハンサム扱い」されただけの風間杜夫はボンヤリした「劣化するのみ」のルックスでしたし実際、その後「ハンサム」な役ではなくなって行きました。でも!豊川悦司は違う!‥というのはわたしの好みの問題?いやいやいや‥全然違いますよ。
 ナンシー関が生きていたらどう言うか‥みたいな言及がネットでもたまに見られますが、わたしもそう思います。正に夭折でした。でも!トヨエツの進化も見て欲しかった‥つか多分ナンシー氏の好みでなかっただけという気もしますが。ちなこのCMは観て欲しかったかな(笑)↓

 風間杜夫にこれが出来ますか?ちなわたしが一番好きなエツシは「男たちのかいた絵」かな。この頃30前後と思うけど素晴らしい‥