出会いは運命/感情は伝わる

 父は動物好きなのですが、母が苦手。それでずーっと猫を飼えなかったのですが、でも初代ジョルジュ・通名ボクチャン(画像左)があまりにやせ細っていたので飼う事にしましたが、ノミとりカラァを装着した所、近所の子供に攻撃された様子。フラフラしているから近所の獣医に連れて行くと「酷い脱水状態ですね‥あと意識もはっきりしていない」あーそれは地域猫さんですからいろいろと‥と話すと「ああ、そやろね。飼ってる子じゃないわ」との事で取り敢えずケージに入れて点滴など。もうその段階で猫用おトイレや籠なんかも準備していたのですが、なんとその夜その獣医から「苦しんでます。引き取ってあげたらどうですか?」とのCALL。なんすかそれ!と思い獣医に駆けつけるとなんとなくボンヤリした様子なので連れて帰り抱っこしていると少しして瞳が真っ黒になり硬直。ウチで楽しい人生をおくって欲しかったのに‥どういう事ですかコレ…で、イエローページにあった「ペット火葬24時間」という所にCALL。数時間で白骨になった彼が痛々しくてなるだけ沢山お骨を壺に入れました。
 後日、親友pontueと散骨したけど、本当はダメなんですよね。
 で、同じ柄の子を引き取ろうというのでネットの「里親探し」で「この子だ!」と思ったのが現在のジョルジュ。丁度母が入院していた時だったので貰いに行ったら超田舎で、その上その家には沢山の猫が!フォレスターって言うのでしょうか「家族を探している猫をとりあえず預かってる」みたいな?で、わたしの希望の猫を話すと「あの子は兄弟でしか遊ばないよ、懐かないんじゃないかな」との事で他の猫(割と大きい)を薦められましたが、わたしは画像で見たハチワレのチビッコしか希望していなかったので、暴れるチビッコをリュックサックに入れて帰りました。さあ、今この時をもって君はジョルジュだ!
 始め部屋に入れたらベッドの下に隠れたりしましたが、もう次の日には懐いてきました。そこで父に見せると「賢そうな子やな!ヨシヨシ」と抱こうとしましたがフンギャー。その頃から男性は苦手だったみたい。後日母が退院して来て妹様もつきそっていた所「勝手に猫飼ってどうすんのよ?アタマおかしいんじゃないの!」「アンタの部屋で飼いや!」‥とは言えマイ部屋だけでは面白くなかったジョルジュは勝手にドアを開けてフリーダム。亡き父はジョルジュという名をジョルジュアルマーニのジョルジュと認識。母は「みーちゃん」と勝手に呼ぶなど、まぁそれはそれぞれですが、皆に愛されるようになったのですが懐く相手はわたしだけです。もっといろんな人に懐けばいいのにと思いますがワガママなのか…但し、女性の来客にはくっついていくんですよね。もしかして家に来た日、ベッドの下にあった「三条友美」の表紙に刷り込まれたのか、オボチャンがTVに出てるのは真剣に観ていましたし、あと最近、母の発声練習に来るカワイイ先生にもチェックが入っている。胸が大きくてカワイイ若い女性が好きなのか…まぁわたしは姉ちゃんですから…
 しかし彼がチビの頃「部屋で飼え」と言った妹総書記が可愛がろうとするのですが‥微妙。なんかエラソウに言うからじゃないかなぁ?そのくせもう自分を「猫飼い」と言いふらして(笑)いるのが笑止千万。友達に猫飼いさんがいるみたいで写真の交換とかして、相手さんが「お宅のジョルジュ君ほどはハンサムじゃないですが」とかってトラ猫の画像送ってきたのをジョルジュに見せて「アンタ!ハンサムって言われてんで!この内弁慶が!」とか言うと、ジョルジュがビビッてますわ。優しく言ったれや‥あとやたら猫漫画や写真集や雑誌の猫特集買ってくるの。まぁ、そういうのはイイけど勘弁して欲しいのは町田康の猫エッセイ。面白くない事はないのですが、やたら死ぬの。やめて‥犬のスピンクのは面白かったけど。