わたしはもう駄目だと思った

 先日、1/27のことですが「パッケージ用のモダンでイイ感じのハスの花を」というリクエスト。
 そんなのわたしが一番得意な事じゃないかと思ったのですが、3時間もかかった上に全然ハスの花じゃないのです。上司は「ああ、いいじゃんいいじゃん」と仰有りましたがこれは社交辞令‥多分、わたしの劣化にゾッとされたかと。彼が本当にイイと思った時は「さすが!」って必ず言いますから。
 なんでしょう。手や腕の中でビンビン活躍していたゴムが「伸びきった」或いは「硬化した」。そんな感じ。
 そんな時、スケッチ用紙を探していると父の昔のスケッチとコンセプト表が出てきました。跳ね回るような文字とスケッチ。やっぱり父は家族に仕事の事を話しませんでしたが天才だったんだなぁと痛感。それに比べてわたしは50歳で劣化してしまった!

 でもその事に今気付けてよかったとも。もう、ヘンな自信やプライドを捨てて新しい仕事、多分、午前中だけのパートタイムの仕事を探すつもりです。

 今朝『ハゲタカ』という‥企業買収の攻防を描いた映画をCATVで観ましたが、話の面白さ以上「情熱的に仕事をしている人々」に憧れを感じました。