親友のこと

 小学校5年の時、転校生でやって来た彼女とは不思議と気が合ったのですが、当初実はライヴァル意識が強かった。わたしは「学年イチ絵がうまい子」という立場だったのですが、彼女の方が遥かに「絵が上手かった」のです。なんて腹立たしいことかと。あと、勉強もすごかった!もうどうしていいやら!
 でも彼女の方はわたしのそういう「嫉妬」が良く解らなかったみたいでした。多分、天才というヒトはそういう感覚とは無縁だったのかも。
 そういう彼女は今でも自然体。今日、久しぶりに食事をしたのですが、親の介護について「どんな感じかアンタんとこ行ったげるわ」。ウチの母の状態を診てくれました。母は彼女を好きなのでいろいろ言いましたが、その後、二人での帰り道彼女は「仕方ないよ」とのこと。