脳内チャーリー・パーカー

 右画像は、学生時代に仲良くなった女の子の歌う謎のシャンソンの伴奏をしているところ。この頃はまだ楽しかったのですが、後年、ジャズ系のバンドに参加してからのディレンマときては‥

 わたし山下洋輔氏の音楽はアルバムによって好き嫌いがあったりしますが、エッセイは大好き、その中に「おれもフロントに立ちたい」みたいなのがあって、それにはもう共感しまくりでした。

 だいたいバンドという構成の中で「ピアノ」というのは「リズム隊」という位置だというのに結構ビックリしたものでした。バックグラウンドですか!?
 ずっとクラシックピアノを勉強していた関係もあって「ピアノって楽器の王様よね」と思ってたのが「リズム隊」。
 そりゃあ一応、ソロを1コーラスか2コーラス弾かせてもらえたりはしましたが、バックなので目立たない。
 余程に名のあるピアニストなら別なんだろうけどな‥ と、思っていたところ、山下洋輔氏ほどのピアニストでも「フロント」への羨望のようなことが書かれていてビックリしました。

 なんか、たまたまピアノの弾けるヒトとピアニカでセッションしたという話なのですが、山下氏はピアニカを吹きながら「脳内ではチャーリー・パーカーになりきっていた」とのこと。
 うーん‥ 想像つく。