フェミニズム、そしてサンダル

 きのう(11/26)からマイ上司のM木は中国に出張。
 よって火曜日まで妹と2人なのでいい気分だ、そこで早速わたしは棚からシーモア・クワストの作品集を取り出して来、妹の淹れてくれたコーヒーを味わいながら優雅なひととき。
 と、いうのは嘘、妹はマイ上司はもとより来客にもお茶を淹れたりしない‥それはかの女がジェンダー論を振りかざすフェミニストだからである。
 先日も『オカルトゼネコン富田林組』という、どう考えてもヒトを馬鹿にしたような小説本を購入し、わたしに読ませるというプロバガンダ。その続編の『オカルトゼネコン火の島』というのも。ちなみにこの2冊は単行本。

 話が逸れたが、自分で淹れたコーヒーを賞味しつつS.クワストの作品集を眺めていると電話がかかってきた。
 実はフェミニストでもなんでもない妹は愛想良く応対し「ああ姉ですね」と電話をわたしに振る。
 電話は芸術家肌とヒラメキで知られるY師からだった。


 「しかしサンダルというのは‥」
 師は唐突にサンダルの反社会性について語りだした。なんとわたしのウェブ日記をご覧になられての感想である。感想?いや、叱責ともとれる、社会人類学的視点からの"サンダル履き"、いや寧ろ"裸足"という点への指摘であった。
 わたしとしてはその前日、師に送った新企画の見積もりに関する電話だと思っていたので、随分と長いプロローグだと思っていたので、それがプロローグではなく本文にあたる用件と知ったときにはビックリした。

 プロローグだと思っていたらそこだけで完結する話の例。
●『闇金ウシジマくん・第13巻』
●アラン・ロブ・グリエの小説やシネマ