魔術、解禁となる


 仕事の話ですが、商品に魔術的アイコンを使ったら良く売れています。
 そのお客様媒体に、次はケルトとフサルク(Runes)を、と考えてい、今日、マイ上司と来期商品の打ち合わせに行くと「ホシウラナイとかをネタにしたデザインはありませんか?」と担当氏。
 うん、その方が解りやすいかな‥と思い、いろいろ考えながら歩いているとマイ上司「キラキラとかいろいろどうでもいいからオリジナル考えてよ」との事。
 腹立つなぁ‥魔術アイコンを織り入れたデザインを私が考え、担当氏がゴーサイン出してくれた時「何よそれ、年寄りには解らないけど自分らだけは解るのッ」ってキレた上司。
 ヤツはヤツでアイディアがあってそれを売り込みたかったんでキレたんだけど。
 でも私のデザインが売れたら「オリジナル考えて」って、それはムシが良すぎるような気がするんだけど、どうだろう?

The Cramps/PSYCHEDELIC JUNGLE-GRAVEST HITS

 アメリカのアホったれ若者が2人「ヒャッホー!!」「イェー!!」と浮かれまくった様子、大音量でカーステ鳴らしながら夜道を飛ばしています。
 「ヒャッホー!!」「イェー!!」
 するとわき道からすごいスピードでトラックが登場、若者たちの車に体当たりしてくる!
 「何やってんだクソヤロー!!」「くそ野郎!!」
 と、トラックから奇怪な人影が狂ったようにチェーンソウを振りかざして乗り出してくるではないですか‥
 以上、『悪魔のはらわた』の2か3のオープニングです。
 そのシーン、若者たちが鳴らしてる音楽がとても安っぽくてカッコよく、私はエンドクレジットでジクーリ確認。
 それがザ・クランプスの"GOO GOO MAC"で早速レコード屋に。
          ★          ★
 20年ほど前、彼らの来日公演に行きましたが、ラックス・インテリアとポイズン・アイヴィー(Vo.&G.)というフザケた名前のメインメンバー夫婦はじっくりと腐ったような人々でやはりカッコよかったです。↓ご試聴あれ。

Fela Kuti & the Africa 70/FUNKIEST GROOVES VOL.1

 「Art for art's sake...芸術のための芸術」という言葉があります(10ccにも同タイトルの曲がアル)が、フェラ・クティ氏の場合は「Music for politic's sake...政治のための音楽」とでも?
 ‥なんてエラソウなことを言ってますが、10年ほど前、アフリカ系の友人からこのCDを貰うまでこの人のことを知らなかったし、そしてこのCDを聴いて私が変わったかというと、そんなこともありません。
 でも音楽としてカッコいいのでたまに聴きます。実際フェラ氏は政治のため、戦いの武器として音楽を用いたけど本来は優れてしかしディレッタントな音楽好きの留学生だったのですから。産まれたときからの革命家ってわけじゃあ、ない。

Wink/WINK HOT SINGLES

 ああ、バブルの時代!
 私は特に地上げで儲かったとかはありません。残念なこと、当時の私は若くってアブク銭で服を買ったり絵を買ったりで満足しきっていましたから。
 でも、それがいい思い出です。
 若さそのものがバブル景気のようなものだったと思えなくもありませんが、そんな時代のBGMはウィンクしかないと思うのです。
 曲ばかりが良く、可愛イ子ちゃん2人は人形のよう感情を込めずそれをうたう。