アンドレ・ブルトン/魔術的芸術

 今日、資料探しで行ったジュンク堂・堂島アバンザ店で購入。
 内容はとても面白いし興味深い。
 でも1センテンスが長いと読みにくいなぁ‥の、典型。
 ケータイ小説とまではいわないけど、もう少し解り易く書けないかな、と、思う。
 例えばこの1文↓。
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 『ノヴァーリスのいだいた「魔術的芸術」の観念のなかで私たちの目をひくのは、その観念の定義に一致してたずさわる秘教的資料の数々を完璧に消化吸収していたこと、同時にまたこんにちまでひたすら深化と尖鋭化をくりかえすことになる合理主義外の(のちに超合理主義的といわれる)研究や発言の必要性を、彼が天才的なまでに理解していたことである。』
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 解りにくい!っていうか主語と述語、動詞と目的詞が入り組んでる!
 これを整理すると↓。
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 『ノヴァーリスのいだいた「魔術的芸術」。
その中で私たちの目をひくのは、彼がその定義にあてはまる"秘教的資料の数々"を完璧に理解していたことである。
 そしてまた同時に合理主義外の研究や発言の必要性。
 深化と尖鋭化をくりかえすことになるそれ(後に超合理主義とも)をも天才的に理解していたことだ。』
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 ちょっと解り易くないですか?
  
 とにかく「翻訳モノ」が読んで難しいと即!訳がマズイと思ってしまう私‥
 自分のアタマの出来を無視してそうですが、でもやっぱり訳者を疑ってしまう。
 一番イイのは原語で読めるようになることでしょうが、そこまでは!