京都人と大阪人と神戸人/丹波元

 タイトルの頭には「こんなに違う」とありますが、確かに。しかしこの本買って読むのって地元民くらいじゃない?実際京都・大阪・神戸ってかなり夫々の価値観あるなぁと思うけど、ヨソの人にしてみればどうでもイイと思う。寧ろこういう本が出版される背景には他でもない関西の人の自意識過剰があるように思う‥なんて思うのもこの本による「神戸っ子」の分析に当てはまってしまうのだけど。しかし関西でも神戸はすごくいいイメージがあるけど、その実言葉は一番乱暴で下品やデッ←こういう感じで。面白いのは大阪生まれの田辺聖子女史(イキナリ古い話だけど)の小説の登場人物が結構な神戸弁を駆使しているところ。旦那サン=カモカのオッチャンが神戸の人だからかも知れない。