団塊ジュニア

 去年5月迄15年程外に出てなかったから私にとって新しいもので世界はイッパイなんだけど個人的には殆ど必要ナイ事の方が多い。特に「団塊ジュニア」って言葉には結構アキレてる。未だにこういうのアリなんだなって思って。以前ナンシー関と町山広美の対談に各ジェネレーションで『お客様』として蔑ろにされ続けた特定の年代があって‥みたいな話があってその謂でいくと私は結構イイ時代を生きて来た=お客様として厚遇されてきた年代と思うし実際20代前半でバブル体験したのは大きい。まぁ『アッコちゃん*1』程の規模じゃナイけどそれでも当時20代前半で親がソコソコ金あって自分もソレナリの仕事しててマツオ君みたく貧乏でもカッコいいエスコート役がいたら思う事は何でも出来た、ソレがイイ時代だったかどうかは別として*2楽しく過ごせたのは確かだ。あの頃はよかった‥さて『団塊ジュニア』である。まぁ多分20代後半〜30代前半の人達の事言ってるんだろうけどドコでこの言葉が使われるかというと「マーケットのメインターゲット」みたいな感じだ。多分大手広告代理店の企画部とかの主流戦力がこの辺の年代なのとバブル頃に仕切ってた層=団塊さん*3の影響力が未だにそういう世界をヨシとしてるんだろうな、「括ればいい!」って。でも実際の所「団塊の世代」って言葉自体がもう死んでないですか?つーか団塊世代でもその年代に生まれて左翼活動した人*4しかそういう言葉で括られてる意識ないってのが実情ですよ。普通に中間管理職になってる団塊さんって知らない事の方が多いもん。ましてやその子供達に至ってはもっと『ダンカイ』って字も意味も解らないんじゃないか?で、いきなり「ダンカイジュニア」って‥まして「この辺カモですよ」みたいな扱い、もう「お客様」ですらない感じである。
 広告代理店とかメディアとかの自家撞着っぷりは、なんか「バブル」の感覚で「これぞ有るべき市場」って固まってしまってそう。違うんだけどね‥日本の国債もう今やスペイン以下(御免ねスペイン!)だしこのままでは腐る一方ですよ。大阪市の公費乱用も問題だろけど広告代理店のバカが食ってく為に編み出して行く企画やアイディアを各社スパッと切ってしまったらすんごい経費節減になりますよ。とにかく経費削減とか言いつつそれこそ団塊世代の中間管理職って何かお金払う事に意味あると思ってるトコあるのが謎。

*1:現在「週刊新潮」で林真利子が連載中の小説の主人公の名前+アレが実話だったのがまさにバブル期。ちなみに前出のお2人もアッコちゃん知ってて町山氏は「彼女のクロニクル書くのが目標」とまで言ってたのに林に持ってかれましたか?

*2:バカくさい言い方だがあの時代で私は「お金」の意味を見失ってしまった

*3:糸井重里とかの年代

*4:糸井重里もそのクチだ