平気なヒトもいる

 結構前に話題になった動画なのですが↓ 

…このバスに撥ね飛ばされるも「あーびっくりした」的にケロッとバーに入っていく男性(サイモンさんというらしい)は軽い擦り傷=little bruiseだけだったと語っているそうですが、解らなくもなかったり…

 実は20代前半、わたしも車に撥ね飛ばされた事があります。
 昼日中の堺筋"信号が赤になりそうや、ここは突っ切ってやれ!"と自転車をとばしたところ、長堀から右折してきた乗用車にバーン!詳しく覚えていない所もありますが、8月の熱い地面に叩きつけられそのショック症状で動けませんでした。
 昼日中の堺筋というのはビジネス街、わたしの勤務先は長堀から一本北にありましたが「叫び声が聞こえた」らしい。夏の暑い時、冷房いれてるし窓など開いてないからそれはホントかなとも思いますが、ショックで動けないわたしも歩道のギャラリーからの「死んでる?」「いや動いてるみたいやで」という声は聞こえたので若しかしたら断末魔的叫び声は聞こえたかも?
 
 兎に角そのギャラリーというのがまるでマラソン実況レベルの集まりようで痛いとかより恥ずかしい一心。動けるならさっさと立ち上がってその場を去りたい…と思ってると警察と救急車がやって来、搬送されました。
 さて、わたしは重傷を負っていたかというと何ともなかった模様…「一応、入院して下さい」となってなんと1ヶ月入院。まぁ当時の勤務先は8月というとさして忙しくなかったしお盆休みもあり「ゆっくり休み」で労災も出るしゆっくり休みました。
 3人部屋、隣のベッドの女性(この姐御は足を吊ってる重傷ぽかった)が話好きで面白かったし喫煙スペースでは動物園前で美容師をしているというゲイというかオカマのおっさんの壮大な物語も面白かった。

 ただ、警察が立件しようとする熱意が怖かった…まあ路上では自動車が悪いとはいえ、どう考えてもわたしが悪い、と言うのを「でもちゃんと信号見てなかったんじゃない?」とクドかった。交通事故立件したら何か得するのかな?
 運転していた男性が清楚な好青年(+ハンサム)だったから庇っているのか?的な発言もあった…知らんよそんな事なのですが、退院後職場に復帰してから何度か差し入れを持って来てくれたおり、騒ぎにはなりました。
 わたしの所属していた企画部・デザイン室は殆どが女性だったので大人気。「大変でしたね〜」って、またソイツも言わなきゃいいのに大手アパレルの営業というのでチヤホヤ(でも当時婚約者がいたらしい)。

 取り敢えず信号無視のわたしが悪いし無傷だった事もあり、恥ずかしいばかりの話です。多分、自転車だったから撥ね飛ばされたのは自転車で、わたしは地べたに叩きつけられただけだったのでしょう。
 だからこの英・サイモンさんの動画も理解出来るところ。でも!ケロッとバーに入るのはやはり謎?