ロルの避妊手術

 11/14(月)、心電図や血液検査でまったく問題がないと診断されたロル。それは避妊手術の為の検査だったのですが、手術は今日でした。
 
 しかしこのロルというギャル。里親を探してらっしゃった方の画像を見て「これはわたしだ」(フローベールの「ボヴァリー夫人は私だ」とは全く関係ない)と思ってジョルジュの側女だからロルと名付け、しかし当初あまりに小さいので我が樹海的ホームにはとても連れて帰れまいとあだこだ受け入れ準備をした事は以前に書きましたが、その、ロル。
 この子がまぁ‥会った瞬間からわたしに好意的だったのは兎も角、大胆不敵というかヤンチャ。

 そもそもの所、ジョルジュ(バタイユ)の愛人であったロルというのが恐ろしく魅力的な女性であったというのはいいけどなんていうかやりたい放題でジョルジュ.Bataille氏も振り回されたのを思い出す今日この頃…ってその様子を見たワケではありませんが生田耕作の本で読んでて。でもそれがヨカッタ的な?知らないけど。(似たカップルはハンス・ベルメールとウニカ)
 ゆーてロルにはロル意外の名前なんて思い付かないので名前がどうこうという事ではありませんが、この猫のロルがモノに動じないさまには感心するというかビックリするというか。

 今日も午前中病院に連れて行った段階でまるで我家のように振る舞い夕方6時お迎えだったので行くと"さぞかしぐったりだろう…可哀そうに"と思うや元気にキョロキョロしてました!
 そして施術して下さった院長先生が「こんな感じです。本当にロルちゃんは胆が据わってるというか麻酔からの覚めもよくってビックリや!」とケロッとしているロルのお腹を見せてくれました(左画像)が、「僕やからエエけど家ではイキナリ抱っことかしたらアカンで!傷に響く!後、開腹したら皮下脂肪がこの子は多いなぁ、注意せんと太るデ?」との事。はいはいロイヤルカナンね‥

 ただこの『もみの木動物病院』の秀逸な所はこんな開腹手術部ハダカでいいのかというと「バンデージはストレスになってそれを取ろうとする多運動の方が問題なのでしませんは」だし、あと鎮痛剤の使用に関してもなるだけ大量使用(病院によると長期間効く量を注射したりするらしい)をしたくない「内臓に悪いんやーまぁナザ美さんとこはジョルジュ君もよく薬は呑んでくれるみたいやし美味しいオヤツかなんかヒケツがあるんか知らんけどお家でちゃんとあげて」と抗生物質とは別に鎮痛剤のシロップを処方されそれも投与量に印がついたピペットつき。
 明日朝から朝・晩の投与…っていうとオオゲサですが、実際の所ジョルジュもですがロルも「好きなおやつ」がハッキリしているのでそこに混ぜ込むだけの事です。つか痛いのは辛いだろうしここは責任重大です。

 そういやジョルジュがチビッコの頃、膀胱炎になってその時に抗生物質をポイとご飯に入れると残す(そら残すわ)のでホッペを押さえて口に放り込もうかと考えていた時、ここ(冷蔵庫)に「そんな!粉にしてご飯かおやつに入れてあげるのが普通」とコメントを頂いたりしたわたし…