八甲田山

 ただひたすら暗い映画なのですが、寒さでそんなに人が死ぬのかというか、そんなに寒い所がこの日本にあるのかという驚き。
 わたしが産まれてこの方暮らしている神戸は阪神大震災にみまわれた(でもウチは家具の置き方がラッキーで食器が壊れた程度だった)以外はなんせ瀬戸内海に面した内海気候、雪が降ると嬉しい位です。珍しいから。そんなに積もらないし。
 そも昔はわたしの誕生日・3月1日にはよく雪が降り「ああ、わたしの為に‥」なんて思っていたものですが、最近は温暖化のせいかそれもなし。

 そんな事は兎も角、この映画で驚くのは若い北大路欣也のキレイさかな。
 でもその北大路の死に方がよく解らない。あんなに(160人程?)凍死していく中、何故、舌を噛み切るという自死を?ただ眠ればあっさり凍死するだろうのに何でそんな気力というか元気があったのか?