バクステール/奇妙なフランス映画

 昨日ボルゾイの事を書いた時に「ブルテリアとか」と書いた、それだけでこの映画の広告が出て来る(また出る?)あたり中々、この広告システムというのも侮れないナ…とか。感謝です。
 ブルテリアというのは中型犬で、そのヘンな顔(左画像参照)が特徴。短毛でなんだか犬っぽくないのですがアニプラ『ブリーディングの全て』によると躾けさえしっかりやれば賢いし従順でいい犬だ、との事…ってその番組では凡その犬が「躾けさえすればいい犬」だったので微妙な所ですが‥でも顔がユニークで好き嫌いは別れそう?小さな目が、なんとなく人間っぽい。

 で『バクステール』です。犬や少年が出て来る映画って大概いい話なのですが、これはなんともはや‥
 なんだろこれ。ニコニコにあったので貼っておきます↓そんなに長い話ではないです。

 
 後半バクステールの飼い主となるナチスに傾倒する少年というのがS.キング御大の『ゴールデンボーイ(Apt Pupil)』を想起させるのですが、やっぱりか!?ながら実際主人公であるブルテリアのバクステールもかなりのもの。思い出すのも嫌な過去(シェルター?)が有りそうではあるけど、物凄く変わった思想というか人間ならアブノーマルなヤツ(カレの独白がまた危険なオッサンぽい)で不思議なエンディング。「イヤな話」との評価が多いですが、どうだろ?
 まぁ何が言いたいのかよく解らない映画ですが、我侭でアマエタな♂猫・ジョルジュと8年暮らしているわたしとしてはなんとなく少年とバクステールの関係性が解らなくもなかったり。
 動物と人間にも相性があるというか「似た者同士」が最強のパートナーになるのでは?マイ愛猫ジョルジュがわたしにしか懐かないのはどこか性格的に似ているのかも‥カレを受け取りに行ったシェルター宅の夫人が「この子は懐かないですよ」と仰有りましたがあっちゅー間に懐いたのは似た者同士だからかも知れない…カレがこの映画のバクステールみたく独白しているなら…