呼称の問題

 呼称の問題。問題というかどう設定されてしまうか、という。
 学校でも職場でも、始めはエンリョがちに「○○さん」とか「××君」とかって呼んでいるのが呼び捨てになったり奇妙なアダ名をつけられたりそれが定着してゆく…

 先ず幼稚園の時は上品なチビッ子の集まるトコだったからかわたしは男子からも女子からも名前にチャン付けだったように思う。思う、というのは友達がゴシマ君とカツマタ君とあと近所のミネ君、ダテ君とあと誰だったか兎に角、女子の友達がいなかったから女子からなんて呼ばれたかが記憶にない。
 幼少の砌よりその性格が悪くて、では決してなく、ただ父親の趣味でずっとセシルカットにさせられていたので‥いやでも‥何だろ、女子の遊びに興味がなかったから?今でもそういう傾向はあるかもしれないけど。
 小学校。これがガラッパチな場所で男子は皆、誰の事も呼び捨てが普通で女子同士は流石に「さん」とか「チャン」付けしていたけどだんだん呼び捨てに‥特にわたしの苗字が男の名前のようだったのであっちゅー間に呼び捨てになって。遂には「××ヤン」という神戸によくある苗字の上+ヤン(名前の場合もある)を付けるという、まるでオッサンのような呼称が飛び出す始末。でも呼び捨てが普通だった。

 中高ともそして専門学校でも皆、なれてくるとわたしの事は呼び捨て。まぁ呼びやすい苗字でもあるし別にいい。タカヤだからたぁヤンでもタカヤでもなんでもいいのですが、そのイントネーションが実に独特で、呼び難いのか関西以外の地域の人からは親しくなると名前の呼び捨てが多かった(海外含む(笑))。
 職場でも概ね呼び捨て。女子は普通「さん付け」or「君付け」なのにさ…たまに「タカちゃん」とか「おタカ」とか訳の解らん呼び方をする人もいたけどそんなのは好きにしてもらうしかない。

 さて、今回のバイト先の厨房に於けるサブチーフのカイ氏が時々「ねえさん」と呼ぶのがちょっと‥
 始めは「奥さん」と呼んだので「ヘヘ、わたしは結婚してないしした事もないんですサーセン」と笑って告げると「ねえさん」。同年代のオッサンにネエサンって‥それもバイトとは言え職場でそれってどうよと思い、バイトのおっさんマスイ(ってわたしとておっさんだの呼び捨てだ)にその話をすると「オバチャンって呼ばれるよりええやないかいなハハハ〜」。
 なんでもここのパートは学生やシルバーからの斡旋を採る事が多くわたしのような中途半端(シルバーに近いにせよ)な年齢のオバサンが来る事はあまりないし「カイな、奥さんゆうて怒られたわー気ィ遣うたのにて言うてたデ」とのこと。
 
 大丈夫なのか?この厨房…

 ちなみに今日はお昼の筑前煮の残りをヒートパックしてくれた。
 でも、冷蔵庫の肉が古くなりかけだったのでオムレツにしました。

ところでクールなチーフはどんな時でも「タカヤさん」と呼ぶ。そういうトコがチーフだなぁと思ったり。