鴨せいろを食べに東京に行った

 鴨せいろを食べに行った‥はちょっとカッコ良すぎ?
 漫画『闇金ウシジマくん』で主人公の丑島薫社長が「鴨せいろ食いたい」と言ったり、ゲイくんの登場人物が会いに来た母ちゃんに御馳走したりというシーンが有るのですがわたしは鴨せいろというものを生まれてこの方、食べた事がナイとそこで気付きました。その事を某SNSで書いた所「東京まで来たらいくらでも御馳走するに吝ではない」という江戸っ子が出現。‥まさかそこでわたしが「行く」と言うとは思わなかったのではないかと当方としても思わないでもないのですが(笑)‥神戸からさ…
 ですから正しくは『鴨せいろを奢ってもらいに東京に行った』デス。なんだか一気に話の株価暴落な雰囲気ですが、でも食べた事のないものをどうやらその本拠地(というのかな?)で食べようという時にはレジデンツにガイドして頂いた方がいいのでは?
 新幹線に乗るのは久し振りでしたが妹総書記から「普段着でエエよ!鞄もいつものでエエ」という親身なのか何かよく解らんアドヴァイスを頂き本当に普段着+いつものボロ鞄(\500円ちょいで買った安物のショルダー・ちなみにジッパー壊れてる)でGO!!
 待ち合わせ場所は日本橋の麒麟(左画像)の前との事でしたがわたしはウッカリとライオンの前でボンヤリ…まぁ麒麟とライオンがそんなに遠いステイチャーではなかったので無事江戸っ子さん達(今回のホスト&スポンサーを買って出て下さったロシア風美男子と御茶目なナイスレディ)と合流、蕎麦屋に!

 先ずは「江戸の蕎麦屋は飲みから」という事で肴が右画像。左から「おしんこ」「卵焼き」「鶏わさ」。
 以前から東京には出張でよく行っていたけどお連れがやはり関西人であったりしてそんなにレア・東京という食事はした事がなかったので東京で蕎麦屋で飲み…さぁどんなやろ!わたしが家で和風の料理をする時は出汁味が基本…塩味なら塩、甘味なら味醂という関西スタイルなので(だと思う)醤油や砂糖が多用されているという江戸の味とは!?
 と、思ったけどそんなに違和感はありませんでした。つか美味しかった。ってそりゃ当り前?
 ロシア風美男子のお話によれば「日本橋辺りは関西の大店が出て来た所であるし東京の味としては関西にも馴染めるかと」との事で、それは関西、それも大阪で言えば官庁街でもある淀屋橋みたいな感じかな…って待ち合わせの場所が淀屋橋っぽかったからそういう印象かも知れませんが。
 特に感銘を受けたのは「鶏わさ」。わたしが偶に作ったりする鶏わさとは外観が違う…青葱を振る所が三つ葉が乗っているし‥と思いつつ食べてみると、これが美味しかった!
 マイ鶏わさとは作り方のコンセプトが違う。その事は今度自分で作ってみてエントリしようと思います。

 そして鴨せいろ!(右画像下)
 日頃から蕎麦をあまり食べないわたしなので蕎麦そのものは細めで食べやすいナ、程度の事しか言えない所ですが、このつゆというのが実に革命的..Yes,Revolutional..に美味しかったです。辛くもなく甘くもなく。
 鴨の薄切りとツクネが入っていたのですが、チラッと柚子が。これはツクネ用やなという微かな香り付け。
 あと白葱がトッピング(薬味)なのですが、これがあんまり関西では見かけない(ってわたしがそも外食しないクチなので知らんだけかも?)というか関西では青葱が主流のような気が。いや、本当に知らないけど。
 つか家で白葱というと鍋なり煮物だったりでナマで食べるという経験がなかったのですが、この鴨せいろの場合、青葱ではアカンなぁと感じました。

 妹総書記からは「鴨せいろで東京行って日帰りってツマランね!」「麒麟とライオン間違えるって本当にバカ?調べて行きいや!」等々ボロカスに言われましたが、でもまぁ…勉強になったからいいやん‥
 あと、これが東京って違うんやな!と感じた所ですが‥「その辺で山田孝之とすれ違ったらどうしようかって思うわーハハハ」とわたしが言った所江戸っ子たち「そういう事は有り得ないですヨ(笑)」とキッパリ断言。"関西とは違うんやな"とヘンなとこで東京=都会を感じました。