誕生日レシピ

 とりあえず今日は亡き父の誕生日。カレにとって一番のゴチソウは「すきやき」だったのですが、それを作っていたのは父だし誰も作れない‥そこでインチキすることにしました。クックドゥの「牛皿ー甘からすきやき風」という調味料におおまかな味付けを頼むことに。その調味料の箱には「牛肉切り落とし200g・玉葱1/2・豆腐1/2丁」を「水でといた調味料で炊く」とありますが、こんなのではダメです!
 そこで白ねぎ1、玉葱1/2、菊菜1、糸こん小袋1、お麩5p、豆腐1/2、そして肉はちゃんとすき焼用のイイやつをしかし100g。どうせ女性陣はたいして肉なんて食べないし勿体ない。そして重要なのは牛脂(ラード)を1かけ。あと日本酒をたくさん。醤油と砂糖も準備。
 まずすき焼といえば牛脂で肉を炒めるところからですが、今回は「炊く」形ですし牛肉の量も少ないので硬くなって存在感がなくなりますから、牛脂が沸いた所でまず白ねぎと玉葱を投入。ここでスデに「すき焼」の匂いです。そして糸こん、豆腐、麩を入れて炒めたところでお酒をザバッ。かなりイイ感じになってきたところでお肉。菊菜は最後です。
 そこにクックドゥを投入。水はなしです。グツグツグツ‥すっかりすき焼の匂いです!味見してみるとシッカリ味がついていて醤油と砂糖はゴーホーム。母も「すき焼!パパもびっくりやね」‥でもニセモノなのですけどね。そう思うと悲しかったです。
 あとは父の好きだった焼きナス。
 これはパン焼きで焼くだけ。あっという間に焼けるのでマメに回転させないとダメなくらいで特にコツなんてありません。皮の中でナスが炊けている感じ、皮がシワシワになったらちょっと置いて(熱いから)皮を剥き、氷で〆ます。あとは細くなりすぎないように割いて上下2分割。器に盛ったら生姜汁と醤油、そしてカツオブシをかけて終わり。実はコレ、今回初めて作ったし作り方がヘンなら異議は認めるところです。
 そして誕生日ケーキですがホールを買っても仏前に供えるにはどうせ切るのでア・ラ・カルトにし、父にはフルーツ一杯のプリンにしました。しかしこれがよく見るとハロウィーン用のやつ‥まぁニギヤカでいいんじゃないかと。
 どれも美味しかったですが、一抹の寂しさがやはりありました。

 去年の10/11を検索するとエントリなし!
 ただその4日後の10/15に「ガーリックライス+ミニステーキ&エリンギ」というのがあって、1年前までは父もしっかり食べていたんだなと思いました。悲しいよりなんかホワッとしました。