釈迦

 25日のam11:30からCATVは『時代劇チャンネル』"市川雷蔵特集" の一貫として放映されたコレを録画して観ました。スゴイね。時代劇チャンネルときてはキリスト降誕の日に釈迦ときましたか‥て偶然だろけど。それは兎も角、コレがなかなかコアな名作でした!一応ベルトリッチの『リトル・ブッダ』でシッタルダ王子の半生は知っていましたが、あれはシッタルダが悟りをひらきブッダになる迄の話、コレは「その後」のエピソードがメインでした。一応エピソードがいくつか紹介されるのですが子供の頃に読んだコトがあるのが殆どです。そして出演陣が超豪華‥ってウチの親位の年代にとっての豪華ですがなかなか見ごたえがありました。一番面白かったのはシッタルダに嫉妬して悪神となるダイバ・ダッタを勝新がやってた事かな‥しかしソコでひっかかったのは昔やってたヒーローもの『レインボーマン』の主題歌で♪インドの山奥で修行して〜ダイバダッタの教えを受けて〜♪とあったのを思い出して「じゃあレインボーマン悪者じゃん」と‥しかしダイバ・ダッタ、最後には釈迦に帰依します。そして仏教の考えに「悪人をして往生を成す」みたいなのがあるのですが悪神にまでなったダイバ・ダッタの事ですからさぞかし優秀な伝道師になった事だろうと思いました。平岡正明の言に「転んだアカ程怖いものはない」というのがありますがそういう意味で。でも基本的にイイ話の集大成でしたよ、この映画。マジ心が洗われました。