かたづけられない女たち

 なんかこういう題名の本が一時話題になっていたように思う。どういう人が買い、読んだのかが謎。そもそも「片付けられる」人々はそうでない存在を常に許せなく思っている様子なのでわざわざ片付けられない女たちに関しての本なんて読まないだろう。そして「片付けられない」本人たちが自分の困った習性に関して書かれた本なんて読みたくないだろうし、彼女たちが寧ろ読むべきは同時期に話題となっていた『超整理術』、そして彼女たちの殆どはほぼ99%そっちも読んでいないに違いない。確信をもって言えるのは私こそが「片付けられないとされているタイプ」だからだ。それに加えて"達人は達人を知る"のか"類は友を呼ぶ"のか不明ながら似たタイプと気が合う。そしてこのタイプの人達は上司への愚痴が多い、即ち「なんでそこまで煩く言われるか解らない」というわけだ。そして私達の統一見解は「片付けられない」のではなく「全て保留案件であるから片付けてはいけない!」なのだ。しかし‥(続く)