JSA

 『殺人の記憶』や最近ロードショウされた(?)の『大統領の理髪師(散髪屋?)』とかでマヌケな役やってるソン・ガンホだけど、この映画で北鮮のヴェテラン兵士役やってる彼はかなりカッコいい。まぁ軍服着たら大抵の男性はカッコイイっての定説だけどそれにはそれなりの体格あっての事だよなと認識させられるのがこの映画に於けるガンホです。同じカッチリした制服着てても彼の部下はかえってマヌケ。それは兎も角コレはかなりイイ話です。しかしこの後『シルミド』なんて映画作ったりするあたり韓国は本当に北鮮と複雑みたいですね。実際「拉致」という点でも日本以上に韓国からすごい人数拉致されているらしいし、韓国の人は拉致られないように神経質に暮らしてるらしい。以前の職場で韓国メーカー使っててソコのデザイナーの女の子と仲良くなり聞いた話ですが「ちょっと親しくなった人の家におよばれ、記念写真撮るってんでピースサインしたらシャッって音がしてからパチリ。振り向くとカーテンの向こうは窓ではなく金日成と金正日の肖像が隠されていてそれを証拠写真にされて拉致られるんです」‥みたいな。まぁかなり意味解らないし韓国の都市伝説と思えなくもない。でもこの映画『JSA』でも北鮮の兵士と仲良くなった韓国の兵士が記念写真撮ろうって時、なるだけ金親子の肖像が写り込まないように苦労するシーンがあった。でもこの映画の場合はそれ以前に北鮮の軍服着た兵士と肩抱き合ってんだからあんまり意味ナイような気もするんだけど‥でも実際複雑なんだろうなとは思う。カンサンジュン氏の自伝読んで勉強しよっと。