チャリで大久野島をめぐる/廃墟編

 9時でカラオケ終了後、12時までくらいお喋りしていたミー&うささん、ちょっと寝不足気味ですがパクパクと朝ごはんをすませ、島内探検に‥っていってもチャリで1時間くらいで廻れる小島なのですが、なんせお天気がいいので海はピカピカ、行く先々でのーんびり。
 先ず『毒ガス資料館』で前知識を仕込んだのですが、けっこうコワかった。中学生の寄せ書きとか展示してあったけど、みんな「戦争はよくないッ!」って。そりゃあこんなコワいもの見たらトラウマレベルではないかと(ちょい大袈裟か)。ここは撮影禁止なので画像なし。
 

そして一件目が『発電所跡』。 写真には写っていませんが、この周囲にもうさーズがちらほら。とにかく島の至るところにいるわけです、うさーズ。
 もしかして暗いムードの廃墟をマイルドに見せようとしているのかも知れませんが、ああ、そんなの全然、ムダですことよ‥ 濃い口醤油のような廃墟とミルクのようなうさーズ。 混ざりません。

 しかしこの発電所跡は以前、これもうささんと行った摩耶観光ホテルの廃墟とちょっと似た感じもあり。それはガラーンとしているからなのですが、まさに伽藍堂。
 中に入れたらいいなーと思ったし、誰もいないし入ろうかと思いましたが、やめときました。
 だってうさーズさえ、柵の中に入らないのであまりにオトナゲないか、と。 


そしてお次は砲台跡
 どこがどう砲台なのかはよく解りませんし、平和な青空とあいまってどこか南国の建造物のようです。
 両脇に「かまくら」のようなドームがあり、そこに直径30cmくらいの穴が設えてあるのを同行のうささんはいぶかしんでいましたが、わたしにはただの穴としか .....サーセン..... とにかく快晴で気分は平和。




 そして最後は毒ガス兵器庫跡。これが一番毒々しかったです。
 戦後、未だ毒ガスを貯蔵していたこの兵器庫を進駐軍が焼き払ったとのことあって、四角いスペースの内側は全部、真っ黒。
 この島で作られていたのはルイサイトとイペリットのようですが、村上龍の『共生虫』というのを読んでいたわたしにはかなり怖さがリアル。
  
 と、そんな感じの旅。
 ファンシー好き、そして廃墟も好き、海も好きというわたしにはとても楽しい旅でした。