2011-03-12 くらい坂のある街で くらし 詩 いたいたしく 曇ってくらい空のした わたしは蒼い自転車で 坂をくだってゆく だれかのいのちに触れたくて ほそい坂をくだってゆくきっと寒いのだ おそろしく心細くて 困惑して わたしは祈る、たましいのありかを そして消えた島の幼な子たち わたしは知っているよ 小さきものたち 罪のない きみたちが幸せな星で あたたかく眠っていることを あるいは やさしいみどりの風のなか あたたかく眠っていることを