近所の駅の知らない方角

 昨日はうささんと旅行の打ち合わせに行ってきたのだけれど、その行く先々、どこか傑出した面白さのオトコのひと達の言動に触れられて印象深かった。
 先ずはヴェトナム・カフェ→ そこでお茶をのみながら旅行の話をしたわけ。画像はヴェトナムコーヒーのアイス。底に練乳がはいっていて、そこに濃い目のコーヒーを淹れてくれるのだけれど、美味しかった。 
 さてその店にはオープンカフェになってる部分があり、そこに座っているヒトが面白かった。
 どうもそのカフェで顔馴染みのおつれらしきこれもおとこのヒトと大声で話しているのだけど「自炊とデパ地下」というテーマ‥ 勿論、わたしはうささんと旅行の話をしているのでそんなに詳しくは聞いていなかったのではあるけれど、とにかくハイテンションで笑えた。

 あと、駅の浜側に移動し、本屋で旅雑誌とかをひやかした後、晩御飯を食べようということになり以前行ったらガラ空きだったモダン小料理屋のよう、ちょっと気のきいた風の店に行くとえらく混んでいた、おとなの人々で。
 それはいいのだけれど、カウンターで隣に座っていたアベツクのおとこのほうが面白かった、わたしの横なので逐一そのヒトが漏らす感想が聞えて。
 まず、なんかどっかの蔵元から直で入ったらしき日本酒を褒めているのが大袈裟な感じだったのに加え、シメで注文したらしき鯛茶漬けみたいなのをズズッと啜り込む度に「はあぁ〜‥」「ううっ‥」「美味い‥」とか言ってるのが面白かった。
 そりゃあ「不味いマズイ」言うたりケチばっかりつけられるよりはハタで聞いてても悪くはなにのだけど、なんか漫画っぽくて。
 料理している側にとってはすごく嬉しいだろうしねー、でもトゥーマッチ。

 ←ところでうささんはこの正月、家族で香港に旅行してい、そのお土産をくれた。
 美味しいチョコレートと、変わった感じの煙草いれ。
 一見、ゴッホの自画像みたいな印象なのだけど、付いてたタグをみると面白いことが書いてあった、曰く‥
"かわいいというのとはちょっと違う、Graphic Airline(そういうユニットみたい)。TatとVi(っていう2人組らしい)の目指すところは「醜さの美学」"やって。 美は乱調にあり、ってか(@岡本かの子)。
 それはもしかして、ちょっとユニークだと「カワイー」と表現してしまう日本人の語彙の狭さを「マジ」で受け止めてしまっているのではないだろうかと思うが、言いたいことはワカル。
 醜いということを日本人ってあんまりよう言わんから、脊髄反射でなんでも「カワイー」って言いがちだし。
 でも、このプリントは面白いしカワイーのではあるけれど。