とはいえ誕生日に本当に心を込めたプレゼント貰うようになって、それが嬉しいブツだった事は少ないような気がする。まず高１の時のＢＦのＮ君はずば抜けてダメだった！ピンク色のデッキシューズって「こんな物何処で売ってるんや？(レッコ：談)」って全くその通りだし私がソレを却下したと感じた彼は別ん時「どんな物が欲しい？」と言うから「キレイなもの」と答えるとなんとライター！ソレも訳のわからんプレイボーイのロゴ入り。却下、却下！アメリカにいた時のＢＦは"It's really expencive but you deserve this"(すげー高いけど君はそれに相応しい)みたいな事言って薄い包み‥開けるとまぁ高いは高いんだろけど煙草だよ！別の子は12inchシングル『Raper's delight/SUGAR HILL GANG』ってショボイジャケ。聴くとCHICの"Good
Times"のベースラインに被せて延々下らないMC "お招き頂いてメシ食うとチーズは臭いしチキンは硬い"みたいな‥ってしかし多分アレがラップの初ヒットじゃないかなっていうやつ。その頃私は未だRAPを知らなかったしそのレコードは日本に着いた段階でヒビ入ってたし捨てた。お宝だったかも知れない？でもダメ！
...と、全くもって誕生日プレゼントは累々たるダメの山なんだけど、マツオは結構ヒットが多かった*1。それは多分彼の場合プレゼントに必ずカードを添えるというデザイン仕事に例えると「プレゼン＝能書き」が周到だったしブツそのものも珍しいというか面白い物が多かった。一番印象的だし今も身に着けてるのが『UK/GreatFlogのEyeballリング』、これは彼が勤務先のパンクショップの店長と一緒にイギリスに買い付けに行った時買い、まずお土産としてホーキングのサイドゴアブーツをくれて*2その後半年程隠しといて誕生日にくれた物なんだけど能書きがよかった。「この指輪は持ってるとスッゴク成功するかダメかなんやって‥きっと成功すると思うし‥」。あとこの指輪の次に嬉しかったプレゼント＝私がフリーランスになった年に貰ったウォーターマンの華奢でキレイな万年筆*3、これも奴だ。本当にイイ奴もいたものである。ちなみにGreatFlogのリングは能書き通りだよ、サンキュ！
