いやいやえん/思い出の一冊


 多分、わたしが生まれて初めて「これは面白いなー」と思った本。
 ウチの父親がディズニー好きで、幼児(幼稚園以前)のころはディズニー関係のポップアップ絵本などをよく買ってきてくれたりしたのだけれど、そちらはちょっと‥それこそ「いやいや」父親の趣味につきあっていましたが、あんまり好きだと思えませんでした。
でも「絵」や「ものがたり」という存在は好きになったのだからすべてが悪いというわけではないとも。現に幼稚園に通うようになって一番よかったのは「としょしつ」というものがあって、好きな本を自分で選んで好きに読めたことですし、そうした習慣がまずついていたのはよかったんじゃないでしょうか。
 そんななかであったのがこの『いやいやえん』。
 ずっとタイトルは忘れていたし、ぼんやりした印象しか覚えていなかったのですが、この度、幼児文学に詳しいミトンさまにしつもんコメントしたところ、即「それは『いやいやえん』」というお答えを頂き、さっそく今日三ノ宮のジュンクに行ってきました。 するとありました! それも棚ではなく平積みで! なんと今でも人気があるのでしょうか‥ちょっとびっくりでした。
 して、内容は、というと、わたしの記憶のママの部分もありましたがいろいろ違っていたりも。 でもコドモのわたしなら「ウケた」だろうなという内容は正しいし、やはり面白くもありました。