この度、製品化が決まった企画。
私の役目は全体のアート&コンセプトディレクションを元にイメージイラスト描くこと。
それが難しくって‥というか‥私は思いつきで絵を描く幼稚園ランクなので"Illustrator"に馴れてる妹にキレイな絵作ってもらって提案すると担当氏は言った。
「ちょっと違うのよね‥Sさん、キレイな絵はそりゃ誰でも作れるけど、僕のイメージとしてはSさんのプリミティヴな描線がいいのよ!」
プリミティブな描線‥プリミティブ!‥プリミティヴ!‥
私はてっきり「私の絵が上手いから」かと思ったのに、プリミティヴってか!
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...それはいいんだけど、妹が時間かけて作ってくれたデータがこれじゃパァじゃん、と、思うとなんだか可愛そうで心苦しい。
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昔っからそうなんだ。
不思議な位に私はラッキー、かたや妹はついてない‥というか。