脳3題/3.神社のタイムスリップ

 マイ猫・グールドのいる近所のお稲荷神社でたまに会うのが自閉症の男の子です。いつもワケの解らない、しかし物凄く高度な話、例えばJRと私鉄の料金設定のしくみであるとかセンター試験の採点システムとかを語るまさにイディオサヴァン。そんな彼が今日は「目の穴から涙が出てる!ねえ、目の穴から一杯涙がでてる、あんたよ、あんたの目の穴から!」と繰り返すので、ディックの『火星のタイムスリップ』思い出しまいた。若しかしたら彼は「向精神剤を服用してない」私を観たのかも?しかし兎に角そのウザさと来ては殴りそうになりました。ただ笑えたのはマイ猫にコイツがバカにされていたトコ‥肩にひっかけたデイパックにちょっかいを出されては「猫ちゃん、やめてよ〜」と情けない声を。