妖怪ウォッチャー?

 最近、YouTubeで古畑任三郎をよく見ているのですが、ヤハリ面白いのは今泉君です。わたしは個人的にあまり三谷某の脚本や演出が好きではないのでついついコロンボのパクリとか思ってしまう…

 それはいいのですが、近所のお稲荷さん(左画像)ではよく不思議な人に遭遇します。
 数年前迄は自閉症の青年が物凄く難解な事=電車のダイヤ構成とか大学入試の採点システムとかを誰にともなく語っていましたが最近は見かけません。
 意外と信者も多く…まぁ商売なさってる方が多いのですが「病気がよくなった」とかイロイロ。
 わたしから話掛けているワケではなく、皆さん話掛けてくるのです。当方基本ニコニコ顔なので声を掛け易いのかも…道もよく訊かれますし…先日は見知らぬ女性から親し気に話掛けられ"誰やろ..."と思うと近所のスーパー'sレジのヒトでした。制服着てないと解らない!

 そんなお稲荷さん・正式名『平五郎大明神稲荷』とはその一帯震災(東北ではない阪神)で家から逸れた猫が多く、地域猫活動と出会ったりもしましたが猫嫌いで暴力的な近隣住民とも…それを平五郎さんがどう思っていたかは解らない。
 それが先日、お参りに行って自転車を停めていると若い女性(女の子)から声をかけられました。

 トシをとると若いヒトの識別が出来なくなる、とは大江健三郎の言葉ですが、わたしもよく解らない。特に最近の、まして女の子は中学生でもお化粧してたりするのでイヨイヨ解りません。
 その女の子は派手な感じではありませんが華奢でキレイな女子さんでしたが言うに
「あの、ここは何なんですか?」

…昔、平五郎という狐がこの近辺で悪戯ばかりするので「狐やし神様にしたら鎮まるんちゃうか」というので平五郎大明神として祠をつくり社も建てると平五郎は見事に人を護る神となった…
 と、祖父から聞いてますけど、実際ご利益のあるお稲荷神社として参拝者も多いですヨ。

...と話すとかの女は「それでなんですね!私、ここに黒い狐がいるのを見た事あります」と参道の入り口を指す(右画像)のですが、黒い狐ってそもレア種だし猫でも黒猫はいなかったしだいたいソコはトラのグールドが座ってた所。
 「あーこの辺、狸がいるから狸だったんじゃない?」と言うと「あれは狐でした!本当に見たんです」…うーん…犬と狸と狐って割と解りにくいというかそんな事言ってもアレなので社を案内したら普通は割と不気味がられる所なのですが「祠の裏の穴は何ですか?どうして瓦屋根まで?」…わたしもそこ迄は知らないので大木が抜けた後と違うかなぁとか適当な事を。そして以前は猫がたくさんいて…と話すや
「そう!私、真っ白な猫がいるのを見た事あります」
…猫でも白猫はいなかった…若しかしてロシアンブルー亜種っぽいグレイを見間違ったとしてもグレイがいたのはかなり昔なので女子さんの年齢的にあわない…

 「どうも有難うございました」と去って行った女子さんでしたが、よく解らない一件です。
 先ず山側から浜側へボンヤリ歩いているので自転車で追い越すと声を掛けてきた=浜側に向かっていたと想定されますが、わたしがその後、自転車で浜側にとばすも姿はありませんでした。
 黒い狐や白い猫の話で"むむむ…"と思いましたが、若しかしてわたしが平五郎さんに化かされた!?