平壌冷麺

 韓国式冷麺は結構前まで焼肉屋にしかないメニューだったように思います。それが前世紀末あたりから(この記述出来るの嬉しいナ‥世紀を跨いでいる人生!って感じで)『盛岡冷麺』に引き続き『韓国式冷麺』のインスタントヴァージョンが出現。冷麺なんて焼肉食べた後だからイイんじゃないの?というドメスティックな意見を無視して暑い夏の昼食として作ってみたところかなり好評デシタ。好評じゃない方がおかしい、だって日本にある冷たい麺系は概ねつけ麺とかよくって「ぶっかけ」。冷たいスープを啜るという事への抜き難い拒否反応があるとしか思えないメニュー構成です。ところが韓国式冷麺は冷たいスープを啜る事が前提にある食べ物です。しかしインスタント‥小袋に入った濃縮スープの元を水で延ばすだけというのに不安が過りますがこれがちゃんとクッキリした味。

 今回の『平壌冷麺(画像)』は韓国式と違って、かなり細い糸コンニャクみたいな麺でしたがちゃんとシッカリした歯応えで不味くはなかったです。でもやっぱ太い方が「気分」かなと思いました。あと、韓国式冷麺系にはキムチがマストです。ゆで卵だのパインだのゆで豚だのは不要ですが、キムチを混ぜ込む事で風味や旨味が増します。あとスープを濃い目にしておいて氷を投入もマスト。