差し押さえ!

 なんでも昨年亡くなった叔父と5年前に亡くなった父に莫大な借金があるらしい。どうやら故・叔父の家に居るようなのだけど叔父は「なるだけ酷い事にならんようにせんと、と思ってその筋に強い弁護士呼んだで、アニキ…」アニキたるマイ父はむっつりしている。
 義叔母とそこの娘である双子の従妹はしくしく泣いている、従妹は年の割に若々しく美人且つスリムなのでどうやら売られるらしくわたしは"こいつらならソープで稼げるやろな.."と若干無慈悲な事を思っていた。
 すると其処にガラの悪そうな女が現れ「コレ、差し押さえるわよ!」と香水瓶をわたしに見せる。半分程使われているし知らない瓶だったので「そんな物金にならんでしょ」と嘯くわたしにその女は瓶の蓋を開けて嗅がせると知らないけどとても良い香り…そこでわたしは"ああ、差し押さえられたくない!"と思ったのはその香水ではなく、かつてジャギュア師匠に貰ったエルメスのスカーフだった…ここで猫に起こされる…

 と、言うといかにも私がそのスカーフを大切にしていたかのようですが、実は頂戴した時「なんでこの色味」と思ったものです(右画像)。まして首が短いのでスカーフをする習慣もなかったのですが、師匠が折角の事だしと思いスカーフの巻き方というのを調べ装着してみた所、存外にマイ・安っぽい・アウトルックに映えたので"ははー流石はエルメス"と感じました。

 しかし亡き父や叔父のユメを見たのは若しかして鏡開きをぬかったからかも!?鏡餅をぜんざいにして食べるのは確か昔1/15の成人式の日だったと思うのですが、わたし自身がぜんざい等好きではないので昨日"ハッ"と思い出しレトルトのざんざい&缶茹で小豆を買ってきました(左画像)
 確かに亡き父は酒飲みのクセに餡系が好きだった一面も…でも亡叔父の事は…初姪というので可愛がってくれてはいましたが奇妙なユメを見たものです。

 ジャギュア師匠のスカーフも「偶には思い出せ」という事だったかも?香水もよく買ってくれたし…ただ一番最初にプレゼントされたカルティエのトリニティは随分前から見当たらない。
 差し押さえられたのかな!