酢豚/詠春拳

 中華鍋の油がある内に酢豚を作ろうと思っていて、一昨昨日ヘレのブロック(1/2)が安かったので一昨日作りました(左画像)
 野菜は玉葱と赤いパプリカだけです。独りなので我儘がきくというか、基本野菜はあまり好きではないので…玉葱とパプリカは素揚げして香りがいいしの選択。
 タレは黒酢+かき油+蜂蜜+ケチャップ。以前バイトしていた中華屋(10年以上前)の主は山査子フレークを使っていましたが、他の使い道が解らないのでそこまでは。パッケージ見たら花火か何かのオモチャみたいで、謎…でもそのタレは美味しかったですが。

 そのバイト先『えのもと』ではオリジナルに油も作っていてというかラードで玉葱と大蒜を煮込む(炊く?)という作業があり、焦がさないように混ぜ+見張るのはわたしの役目でしたがその香りは本当に良かった(右画像)
 その油で揚げた牡蠣フライはお菓子のようにいい香り!肉屋の店頭でよくラードでフライ物を売ってい、わたしもその匂いにつられてたまに買いますが、それよりいい香りで「美味しそうですねー」と言うと「自分で牡蠣買うてきて作ったらええやん」…斯様勉強になる職場ではありました(あ、粉やら厨房は使わせてくれるのですが素材は自前で、というね)。

 で、酢豚を作る時に豚は勿論衣つけて揚げるのですが野菜を素揚げするというというのは知らなかったのでへぇ〜と思ったり。
 そも母が健康だった頃はキッチンを仕切ってい(実際料理も上手かった)わたしが何か作ろうとするとあだこだ横槍入れてくるので腹立たしかったですし、此方も可愛く「手伝うし教えて、ママ」なんていうタイプではないので未だ天麩羅は作れません。今年の夏にバイトしてた店の賄いで出される天麩羅の美味しかった事…それは主の技術もあったでしょうが、矢張り出来たて

 料理といえばイップ・マン(葉間)で出てくるそれがなかなか豪華でした。
 ええしの息子だし奥さんもええしの令嬢なので、まず『序章(1)』での御宅も豪華で…そこに…

 ↑「弁償する!」「は、払うよ」と大暴れする拳術館破りのルイス・ファン演じるカム・サンチャウが面白いのですが、そもここはイップ・マンの拳術館ではなくて自宅という。しかし後々日中戦争で差し押さえによる破産の憂き目にあうのですが、香港に移住し弟子から「一汁四菜なんて古いですよ!」とプレートランチを薦められ「これは合理的だ」。カレー的皿にご飯とおかずがのってる。
 露天のカフェみたいな所で食べるシーンが出てくるのですが、料理はよく解らないものの食べる前にお箸と蓮華をコップの水でシャシャッとするのがこれも面白かったです。