ラストマンスタンディング/ヒトの顔

 今日はこの冬初雪にみまわれ…という程の雪ではありませんでしたが、でも寒さという点では雨と同じく、そのせいでかそれほどでもなかったように思います。
 チビの頃は雪が降ると嬉しくて無駄に外出しておりましたが今となっては、もう。傘をさすのが面倒で。

 そんな雪の午後CATVのメニュを見ると『ラストマンスタンディング』…かの黒沢監督の『用心棒』のリメイクというか翻案モノ。
 ところで今わたしはかの黒沢監督とエラソウに書きましたが、若しかして黒澤?と、言うか殆どその作品を観た事がありません。
 ただ『用心棒』だけは亡き父が「絶対面白いから」と言うので一緒に(WOWOW?)観たのですが、確かに面白かった!

 しかし今日の『ラストマン…』はそれ程でも。
 理由は外人の顔はよく解らないという所にあるかも?誰がどれ位イイ奴なのか悪者なのか?
 そういえば昔、故・中島らものエッセイに

 友人とルイ・マルの『鬼火』を観に行った時、いきなり「誰が悪者なん?」と尋ねられて唖然とした事があるのだが‥

…という一節があって爆笑したものですが、わたしも割とそのクチかも‥善vs.悪の二元論に囚われがちというかそのレベル。そも『用心棒』なり『ラストマン』を善悪で観るのもとぼけた話なのですが。

 それは兎も角、わたしがどんな役であれパッと解るのがクリストファー・ウォーケンです(右上画像)
 若い頃はスゴイ男前でしたし、殆どの出演作は観てますがヘンな役が多い。元・ブロードウェイの役者だったというのがあってかちょっとしたアクションや表情がヘン。
 『ラストマン』でもサイコパス的用心棒の役で、カッコ悪くはないのですが笑える。

 ウォーケンといえば'01、FatBoySlimのPVでその本領を発揮したようにも。CGも勿論あるでしょうが「やるなぁ!」と思いました。