穀潰しの叔父とお稲荷さん

 ←神社にはこういうガランガラン〜とする綱やヒラヒラ云々の付いたがありますよね。それを先日わたしは壊してしまった!
 壊した、と言っても鈴の下部が外れた、というのが正しい(右画像)状態。この絵で解ればいいのですが"下部に付いているポッチを上部のスカート部にひっかける"それだけの仕様だったようで、わたしがガンガン鳴らしていたのが悪かったのか、其れともたまたまだったのかは解りませんが、これはえらいこっちゃです。

 無神論者のわたし。ま、只単に「説教されるのがキライ」なだけという厨二的なソレですから、特に説教はしないし猫や独特な友人と出会わせてくれたこのお稲荷さんは大好きなのです。

 で、このお稲荷さんは平五郎大明神を祀ったお稲荷神社なのですが、その"いわく"が面白い。
 父方の祖父の話によれば「あそこはなー平五郎というやたらとヤンチャな狐の霊を鎮める為に建てられたんや」…本当か嘘かはそんな事はどうでもいいケドそれで好きに。震災後(あ、阪神ネ)は家族と逸れた猫が集まり、その猫たちの性格もユニークだった。

 しかしそう大きくない境内には大きい楠がいくらか生えているに加え、御神体を祀ってある祠が…うーん、まぁなんていうか結構独特な雰囲気で、夜には怖い感じも?
 現にその話を祖父がしていた時、父方の一番下の叔父が「チビの頃は怖かったでぇ〜!言う事聞かんかったら平五郎に捨てる言われてよう泣いたわぁ〜!ハハハ」との事でありましたが、この末っ子の叔父=サブチャン(ゆーて勿論もうイイトシではある)というのが、もう何というか絵に描いたような穀潰しというか。一時結婚もして娘&息子もいるのですが、離婚。その後やたらとガール・フレンドを作って別れた嫁&娘からは絶縁されるも息子はホストになり成功したとかで仲が良い。最近の事は不明だけど。
 不明といえば、このサブチャンがどうやって食べているのかも不明。確か軽トラの運転手のような‥
 わたしとはよく近所の商店街で顔をあわす事があり「おぅ!」とか何とか声をかけられるが、商店街にいるという事、即ち"飲んでいる"という事なのでなんともはや。

 それがこの叔父はお稲荷神社の春祭りや秋祭りの幹部だったりする。昔、山車の上で踊っているのを見たけど、ガイジンさん用、お土産化繊のハデなキモノみたいなのを着ていて…
 わたしが親族の中で一番似てるのはコイツ、サブチャンではないかと思った。

 ちなみにお稲荷神社の鈴ですが、素材は真鍮か銅のようで綱から外せ、腰を据えてグッと押し込んだらなおるであろうと思うも、その後、何度も落ちていたのでゼリー状・アロンアルファの力を借りました。
 今日は無事だった(左上画像)