3年経って

 今日は仕事が休み。
 3年前の3月26日に父が逝ってからずっとメソメソしていたわたしですが、買い物に行った帰り、川沿いの桜が小さいひと枝キレイに落ちていたのを持って帰って父に供えても涙は出ませんでした。
 父が逝く2日前頃、近所の公園から桜の蕾のついた枝を盗んで来て(少しだけ!)ベッドの横に飾った時、まさかその花が咲く前にかれが逝くとは思っていなかったから…以来桜の花は苦手…ってまぁ元々季節の花々とかどちらかというとどうでもいいわたしではありますが。だって儚い存在としか思えない。
 じゃあ一体何が儚くないかと言えばそれもまぁ微妙なのですが、でも例えば美しい天然石や貴石は儚くない。
 花ならまぁ天然に咲き、天然に散る。でも石は天然に育ち人間の為に採取されてもそれで終わりじゃない。石は永遠に美しく生きる。まぁ扱いの難しい石(特に翡翠)は劣化する事もあるけれど、それでも散る事はないわけで。
 日蓮だっけかが西行が「願わくば花の下にて春死なむ」と言ったけど、わたしなら季節はどうでもいいからゆっくり眠るように死にたいな‥それは好き好き?桜の季節に辛気臭い話で申し訳ありません(笑)。
 で、今日は仕事も休みなので久し振りに餃子でも作ろうかと思ったのですが、カレーとサラダにしました。
 実の所、今の厨房の食事を食べていて"…美味しいな、それに比べてわたしの料理は味が薄い!…"という発見がありショックを受けたりなどもあり牛歩戦術でどこでどう味が足りないのかを考えたりなど。だからとりま簡単な料理で出直し中。

 でも前世紀(コレ書くのが好き過ぎ)終わり頃、3年程バイトしてた中華料理屋ではマスターの料理を手伝う傍ら勉強もしたし美味しかったのになぁ!
 その後、大阪でアクセの仕事してた時は殆ど料理なんてしていなかったしお昼はコンビニのおむすびとかだったから劣化したのかなぁ‥その後、父が生きていた頃は同じようなメニュのヘヴィロテだったし‥
 まぁ美味しさの正解なんてナイ!と言いたい所ですが、やっぱり美味しくないものは美味しくないわけで。