冷静沈着でいたい/『ユージュアル・サスペクツ』の罠

 昨日は雨降り。前に一辺行った事のある場所へ向かう…割と解り難い場所ではあったけど、わたしは土地勘のアル方なので絶対行きつけるとふんでいました。
 駅前の交番でまず確認。雨の中を歩くわたしは"チョレーチョレー"と思っていましたが、その内、前には見なかった会社の建物が!するとお爺さんがやっている小さな機械パーツの修理屋みたいな家の灯りがあったので、そこで道を尋ねると「あー!アンタ行きすぎてるで」と親切に教えてくれたのだけど、その道を行くもイヨイヨ解らない場所に出てしまう。雨降り。暗い夕刻。
 するとそこに黒ラブラドールを(この雨ん中)散歩させている若者に出会ったので声をかけるとキサクないい兄ちゃんで、「あ、それならもちっとあっち」と教えてくれたのですがマスマス見覚えが無い場所に‥
 取り敢えず、目印になりそうな建物があったので「これは助けを呼ぶラストチャンスであろう」と思い訪問先にCALL。
 
 始めっからイジを張らずに‥というか大迷惑。
 先日、江戸っ子さんとの会話で「わたしがNST(NewStandardTuning)のワークショップにギターがそもそも弾けないのに参加して自分でも恥ずかしくて困った」の話をした時そういうのをなんて表現するのかが思い出せずにいましたが「参加してるけどちょっと力量不足がおみそ、そこにいるけど参加しているという段階ではないヒトはおまめという」と別の所で書かれていてソレダ!と思ったのですが、そのおまめ当事者のわたしとしては、それがいかに傍迷惑であるかは解っているだけに「なんとかせんと」と思い、そこで一筆!(右画像)
 「冷静沈着」‥これが大事だと思って勢いよく書くも、字、間違ってるし‥物凄く冷静沈着じゃない。
 静が鯖か錆か…冷たい鯖はしめ鯖、それはマイ好物ではありますが、っていうか鯖ですらないし。もう、落ち着きが無さすぎ。

 それで思い出したのが、こないだCATVで観た『ユージュアル・サスペクツ』です。オチ一発映画と言えなくもないけど、これも何度か観ると面白さが増すタイプ…ってそれはわたしが冷静沈着ではナイから?いや、普通はあっさり騙されるでしょう!
 事件を生き延びた"Verbal(お喋り)"キントが「何があったかを喋ります」という構成で、それが映像になっている。それを聞いているロス市警の刑事だかなんだかがもってこいの聞き手というか勝手に上手く話を理解してくれる。まぁヴァーバル・キントは詐欺師という設定なので「騙されないぞ!」とリキんでいるけど、まぁなんというか。
 初めてこの映画(ってもWOWOWだったかな?)を観た時には「ほぉ〜」と思いましたが、しかし初めての時から気になっているのはカイザー・ソゼのシーンです。(左画像) わたしはその頃まだ髪が普通にあったけどそれでも「あれはないやろ!」と思いました。
 まぁヴァーバル・キントの話のうまさとかはいいとして、あのシーンを語る時「カイザー・ソゼはロン毛を靡かせて…」みたく語っていたとしたらそれはちょっと笑うというかソモソモ「伝説の悪魔」で会った事あるんかないんかもアヤフヤな所でなんであの映像が出るのか!?服装もサイケなロックスターみたいだし。
 あの映画に関して今更ネタバレもないかと思いますが、取り敢えず騙されて、その後何度か観ると面白いかと。
 実に大がかりな復讐物語。