主人公の名前でやられた/『八日目』

 今日は5時からチャンネルNECOで『ミナミの帝王』を観ようと思ってチャンネル合わせると何遍も観たヤツ…でも舎弟が山本太郎の「コーヘーちゃん」なので観ようかと(銀チャンの舎弟"コーヘーちゃん"役の山本太郎の面白さときては!)思ったけど、最近は千原ジュニアの銀チャンが気に入っているわたしとしては竹内力がちょっと面倒臭いので‥
 ってまた『ミナミの帝王』バナシかというとそうではなくて5時から丁度の映画というとWOWOWの『八日目』というフランス映画。メニュを見ると「エリートサラリーマンと障害者の少年がその出会いの中で〜」みたいな?あんまりそういうタイプの話は‥と思いつつも観てたら障害者=ダウン症の少年(青年?)が「男の子が産まれたらジョジュ!」って言う。
 ふーん、とそこでは思っていたら、なんとこの主人公自身がジョルジュ
 まぁ詳しいストーリーは上手く書けないし、実の所、この主人公の名がジョルジュでなければそんなに引き込まれて観たかどうかも疑問…と、いうのもわたしはフランス語が解らないので微妙なニュアンスとか解らないからです。何か苦手感があって‥ってじゃあフランス語以外ならツラッと解るのかというとそういうワケでもないのですけど。
 とはいえジョルジュの死んだママンに会いたい、だって愛してくれて宝物って言ってくれたママンだもん…というのがあまりにも切ないというか、マイ愛猫ジョルジュに被ってしまって。猫の知能がどういうものかはよく解らないけど、マイ愛猫ジョルジュはわたしの事は解っているし他の人間には懐かない。若しわたしが先に死んだら愛猫ジョルジュは‥と思うと映画のジョルジュ君が痛々しい。
 そして最後の「神は八日目にジョルジュを創りたもうた。そしてとても満足であった」みたいなセリフで号泣してしまいました。

 でも、これ、主人公の名前がジョルジュじゃなかったら多分途中で観るの止めてたと思う。そんなに面白い映画ではないんじゃないかなぁ‥っていうか障害者の出て来る話って個人的に好きじゃない。