切ないけど‥/ドラゴンタトゥの女

 D.フィンチャー監督というとわたしは『セブン』で「へー!」と思いましたが、それ迄は?監督作品を見てもあんまり縁がなかったような気がする。先日の『ゴーン・ガール』も微妙だった…男性陣が間抜けすぎ?
 で、今日は2011作の『ドラゴンタトゥの女』を観ました。テンポが良くて(つかヒロイン・リスベットのテンポがいい)面白かったのですが謎解きとしては殆どこれもリスベットのお手柄というか天才なんですよね。ミカエルは特に大きな働き(パレードの写真くらい?あと娘のカソリックを‥の言葉)してないように思う。悪者に捕まってしまうし‥ここでの悪者のセリフがなかなかというか「だから捕まるんだよ」のあたりは怖いですがでも真実だったりも…のこのこ捕まったのは真実。
 それに比べてリスベットの方は鞄を盗られたらスピーディに取り返すし悪質なレイパーには見事にやり返すし超速読+スーパーハカー(しかし出て来るPCがMacなのはなんだか肯けない)!
 
 しかしあのエンディング(右画像)は切ない。でも年齢から考えたらミカエルも言ってたように「それはちょっと」なのかも知れないけれども…そういう意味からも英題『Girl with DragonTattoo』を邦題『ドラゴンタトゥの女』にしたのはどうだろう?リスベットは23才らしいけどGirl=少女。そう考えればまだまだ彼女には未来があるという風にも思える。