そういうわけでというか今日、Ａ先生から母の認知に関しても質問されたのですが、わたしはソレは無いと思う、反応が鈍くても会話は成り立っていると答えるや「他の方ともですか？」。そう言われてみれば… でもそれは母との接し方が違うから？
わたしと母がお喋りするのはわたしとジョルジュが居間でTVを観ている時が多いのだけど(ちな妹も母も自室にTVあり)笑うポイントでは笑うし意見も言う。それとか2人で出掛けた時とかもそうだけど「そんなに言いたい事があるなら誰にでも言えばいいのに」と言うと「よう言わんわ」。
ところで昨日だかお昼に芸能番組を観ていた時「前と観る番組が変わったね」との事。父が生きている時は居間のチャンネル権は父にあったし‥終わった番組だってある。その事を話しながらわたしは‥何とも言えない気分になった。
「パパがいないから好きな番組観てる」みたいなニュアンスがあった事と、若しかして母も「パパがいた頃」の事を考えるなりなんなりしているのか、と思うと。しかし生前、動きが悪くなってきた母に父はとても冷たかったのに‥ましてそれ以前に父が事業をたたんでからは母も父に酷い態度をとる事もあった。その事からわたしは「誰かにグチを言いたいのか」と思ったし、実際、わたしの料理にもたまにグチを言う。まぁ、わたしの料理が実質オイシイかどうかなんてマイ主観が主だから解らない。
今日もドライカレーを「もっと炊いたらいいのに」と謎めいた事を言う。ドライカレーは炊かないし、ミンチ肉は足が速いからよく炒めるようにしている。妹が辛いのイヤみたいなのであまり辛くしていない分「味が足りなかったらソースでもかけて」とも言ってあるのだけれど。そして「こないだの麻婆茄子も薄口やった」。わたしは茄子を料理する時は予めカットを入れているからそんな筈はない。つかわたしも食べてる。
「それならもう、出来合いのオカズにしようか？」と言うと「そういう事を言ってるんじゃないけど」。
そこで驚いたのは妹の発言。
「ナザ美ちゃんはいっつもママの食べる時間に合わせて温かい料理を作ってくれてるやん！味も美味しいやん！今日のドライカレーもしっかり炒まってたし！何でそんな事言うわけ？ショートステイの料理にしてもナザ美ちゃんは似たとこでバイトしてたから知ってるわけやん！だから美味しい食事を食べて欲しいわけやん！」
ちょっと感動してしまった。
