グールドさんが逝ったらしい

 毎日お参りに行っている近所のお稲荷神社「平五郎さん」で、もう20年くらいの付き合いだった猫のグールドさんが亡くなったと知ったのは午後3時頃だった。いつものボランティアお掃除爺さんが「みぃちゃん死んだで!」と言うの、なんとなくピンとこなかったので「そうですか」と答えると「うん、今朝11時半頃に来た時、布団から出て地べたで横になってて、どないしたんか思て抱っこしたらもう冷たかってな。ほんで昼食べてから来て保健所にひきとってもろた」「そうですか」。
 その瞬間は悲しいとかなかったのだけど‥というのもグールドさんを見ていないからだし。それに…保健所ってなんだ‥と‥家に帰ってから保健所に電話するとなかなか話が伝わらなくて(これはわたしの話が上手く伝わるものじゃなかったから)‥しかし最終的には「その子の亡骸を引き取るとかは無理です」だった。理由は「現地に行くのは業者さんですしね、その動きまでは把握出来ませんし‥毎日すごい件数なんですよ。残念かとは思いますけれど」との事…その瞬間、グールドさんがゴミのように処理されるのかと思って泣きました。
 わたしが神社に行くと飛び出して来たグールドさん。でも始め出会った時はもう一人のグレイさんと仲良しだったのでそれほど何がなんでもって感じじゃなかったし、家に連れて帰ろうという気持ちもなかった。7〜8年前にグールドさんと神社で暮らし始めた白黒ハチワレ・初代ジョルジュは連れて帰ったのに。でもその夜に逝ってしまったのだけれど…初代ジョルジュは。
 その初代ジョルジュは翌夜、ネットで調べたかイエローページかどちらか忘れたけれどで見つけた「ペットの火葬」業者に焼いてもらった。どんなだったかと言うと謎めいた車でやって来て遺体を渡すと「30分ほど待ってて下さい」と車は去って行った…とわたしは思っていたのだけれど公園に面した部屋の母によると「焼き芋屋がずっといた」。まぁ別に何処で焼こうととは思うけど勿体つけてたなとは思う。でもそんな事はどうでもいい。お骨になった初代ジョルジュに対面した時はあまりにも痛々しい感じがして爆泣きしながら骨壺に、その業者のおっちゃんが指示する部位を収めた。全部欲しかったけどそれはよくナイとかで。そしてその数日後、親友pontueと近場のダムからの流水口の上から散骨した。
 グールドさんをわたしが火葬しても同じ感じだったろうとは思う‥ではいったいどうしたらいいのか‥とぐぐった所、こんなサイトをみつけた。
 ペットたちのメッセージそしてその死

 なんだかうさんくさい!といつものわたしなら思うところだったと思うのですが、ものすごく助けられました。