「父の娘」という概念ー小保方さんのこと

 STAP細胞が本当のところどうなのか、は、門外漢(女)のわたしにはさっぱり解りませんが、小保方さんのことは何となく解るような気がします。
 まずこの文章を。↓「父の娘」という概念をとても解り易く書いてあります。
 http://d.hatena.ne.jp/ohnosakiko/20120630/1341052157

 この文章を書かれたohnosakikoさんは「自分もそうだった」と書いていますが、わたしもそうでした。
 「父が最高の存在」といつどうやって思ったのかはもう解りません、子供の時の事ですから。でもそう思ったし「パパに褒められること」が栄誉だった。でも、実は父の事を人間的に優しい気持ちで考えたことはあまりなかったような気がします。実際、10代に素行が悪くなって褒められるどころか、それは父を傷つける事でもあったでしょうから。
 10代後半にとても人間的に立派なBFが出来、仕事も父の後を追うようなかたちで進みましたが「本当にやりたい事」とはちょっと違うといつも感じていて‥でも褒められれば嬉しくて。あと、同業者の中には父を識っている人なんかも多く、わたしは鼻高々でした。「でもそれはわたしを褒められているわけではないし、そこでヘタなことをしたら父に迷惑だ、頑張ろう」みたいな考えは皆無で。チヤホヤされて当然みたく、ただただ調子に乗っていたとしか言えません。仕事も「褒められて当然」みたいな気分でいましたから使って下さってた側にすれば途方もなく迷惑というか「こいつアホちゃうか‥」くらいの事は思われていたのではないでしょうか。

そこで起こっていたのは「わたし」という人間に於ける自我のインフレーションかと。父という外的存在をも「わたし」と考えるような。そのくせ父への親しみはあまりないのです。またBFがいても浮気する等、本当に「愛」とかがあったのか?どちらかというと父の悪い面を模倣する。わたしは何がしたかったのでしょう?‥とか書くとわたしの事を父のせいにしようとしているかのようですが、それは違います。わたしの良く解らないコンプレックスな感情はわたしのものですから。寧ろ父にしたら迷惑千万!

 小保方さんがどういう方かは解りませんが、はてしなく「父の娘」タイプように感じます。
 彼女自身も才能のある優秀な研究者だったであろうとは思うのですが、ちょっといろいろとおかしな所がありますよね。そしてそれは褒められると調子に乗ってしまうパーソナリティにあるような気がするのです。実際に問題行動を起こしたのは誰か?も解りませんが、しかし彼女をチヤホヤして褒めそやかして持ち上げていた周辺というのがありそう。
 実際にSTAP細胞の再現実験には3カ月かそこらかかるらしいですが、事実はどうなるにせよ闇の中のような‥